2017/03/30

第二新卒が就活で気をつけるべきこと|第二新卒のアピールポイント

近年では、新卒と同様に第二新卒を募集する企業も増えてきています。第二新卒が就職活動する際は、どんなことに気をつけるべきなのでしょうか?今回は第二新卒が就活で気をつけるべきことや、面接でアピールすべきことについてまとめました。

第二新卒が就活で気をつけるべきこと|第二新卒のアピールポイント

第ニ新卒の就職活動について

増えている第ニ新卒の就活

現在、大卒の新規採用者の3人に1人が3年以内に辞める時代です。会社に残りながら就活をしたけど失敗してそのまま会社に残った、という人も含めれば更に多くの人が3年以内に就活をしていることになります。それに伴い、新卒として入社し3年以内に退社した求職者のことは第ニ新卒と呼ばれ、就活市場の新たな重要な要素になっています。

なぜ、第二新卒が人材市場で注目されているの?

それはズバリ、人手不足です。求職者1人に対して何件の求人があるかを示す有効求人倍率はリーマンショックの余波を受けた2009年以降、年々増加を続けています。2016年の11月には1.20倍とここ十数年間で過去最高の水準に達しました。つまり、100人の求職者に対して120件の求人があり、20件の求人があぶれてしまう、という事態なのです。そのような中、他の会社で最低限、社会人としての知識を得て、かつ給与もそれほど高くなく、若くて吸収力の高い第二新卒は重宝されるのです。2016年のマイナビの調査によれば、6割以上の企業が第二新卒の採用を活発に行なっています。

第二新卒に求められることって?

同様のマイナビの調査によれば、第二新卒者に求められることは、入社意欲の高さ、一緒に働ける人材か、社内に合いそうな人間か、がトップ3になっています。一方、仕事に対する理解度や実行力、創造力は低い傾向にあります。つまり、第二新卒に求められることは経験や知識のスキル面ではなく、会社に合う人材かどうかや本当に入社したいのだろうか、という性格面であることが分かります。つまり、就労期間が短いから、特別なスキルがなにもないからと悲観する必要はないのです。

第二新卒の不利になるポイント

ここまで第二新卒にとって有利な面ばかり述べてきましたが、もちろん不利な面もあります。まず、入社してきても、前の会社と同じようにすぐ辞めてしまうのではないかということです。企業にとって、第二新卒を採用することは、採用コストも教育コストもかかるためにすぐ辞めてしまうような人材では困ります。そして、第二新卒は1社目の就職活動で自己分析や会社分析を誤ったからすぐ辞めるという結果になったと思われがちです。そのため、また適当に、もしくは間違った方法で企業を選んで応募してきたのではないか、と疑われやすいのです。そのような企業の不安点を払拭するために、面接や履歴書はきちんと対策しなければなりません。

就活を会社を辞めてから始めるか、辞める前に始めるか

突然話は変わりますが、これはけっこう大事なことです。働き始めて3年以内であれば、大した失業保険の給付は期待できません。また、1年以内に退職したのであれば、まったく給付されません。また、普段の生活費だけでなく交通費も含めればかなりの金銭的負担になります。

そのような逼迫した状態で転職先を見つけるとしても、またどこでもいいやと適当に就活をしてすぐに辞める結果にならないとも限りません。1回や2回の転職ならちゃんとした理由があれば、次の会社も面接のときにそれほど気になりませんが、3回目、4回目と増えていくごとにどれだけ優秀な人材でも、果たしてこの人で本当に大丈夫か?すぐ辞めるんじゃないか?という不安が生まれます。そうなると、どんどん次が見つかりにくくなります。

そうならないためにも、きちんと会社を辞めても当分大丈夫なだけのお金があるかどうか、家族の助けは得られるだろうか、当座をしのげるだけのアルバイトを見つけられているかどうか、をきちんと精査してみてください。その見通しが立った、かつ退職しなければとてもではないが就活ができない、といった状況であれば、会社を辞めてから就活をしても良いでしょう。もし立たないのであれば、今の会社を少し続けることをお勧めします。

第二新卒が面接で聞かれやすいこと

先ほど述べた通り、企業が第二新卒に求めるのはスキルではなく性格です。そのため、前の会社でどのような実績を残したのか、それを事細かに聞いてくる企業は少ないと考えられるでしょう。それよりも、企業が不安に思っている点。入社してもすぐ辞めてしまうんじゃないの?なんでこの会社にしようと思ったの?は詳しく聞かれます。具体的には

・前職の志望動機は?
・前職はどういう仕事をしていたの?
・前職を辞めた理由は?
・弊社の志望動機は?
・弊社では、どう辞めた理由を解消できそうなの?
といったことです。

第二新卒の面接の返答の仕方と質問の意図

前職の志望動機を聞くのは、次の質問である前職はどういう仕事をしていたの?前職はどういう理由で辞めたのか?につなげたいからです。第二新卒の人が会社を辞めるのは、「聞いていた仕事内容と違う」という、入社する前と後とのギャップが圧倒的一位に挙げられています。

これは、本当に会社が説明していた内容と実際にさせる仕事がまったく違うというひどいケースや会社都合で別の部署に配属になってしまうケースなどがあります。ですが、中にはきちんと説明会で説明しているはずなのに、本人の認識不足で不満につながったケースや下積みとして必要な期間なのにせっかちにも退職してしまうケースがあります。前者であれば良いのですが、後者であれば同じことが再就職先でも起こり早期退職の可能性が高いとみなされてあまり歓迎されません。このギャップをきちんと面接官に納得感をもって伝えられるようにしておきましょう。

また、それに関連して弊社の志望動機は?と弊社では、どう辞めた理由を解消できそうなの?はよく聞かれます。例えば、下請けとしての仕事ばかりでプロジェクトの全体を見る仕事ができなかったから、という退職理由だとします。であれば、その会社でどうプロジェクトの全体を見る仕事ができるようになるのか、そのキャリアビジョンを語れるようにしましょう。そうすれば、だからこの人はうちの会社に入りたいんだな、というイメージが面接官に湧きます。このように、アピールするべきポイントは入社前と後とでギャップがあったため退職したが、この会社であればギャップがなく自分のやりたい仕事ができる!だから入社したいんです!という意欲と理解です。

してはいけない返答の仕方

ただし、前職を辞めた理由を答える際に、「前職はサービス残業も多く劣悪な環境で」だったり「上司がすぐに暴言を吐くような殺伐とした職場で」のように、悪口のように言ってしまうのは絶対にNGです。口の軽い印象だけでなく、悪い印象しか残しません。本当に前職が悪いのであれば、事実だけを淡々と話しましょう。

また、志望動機で「この仕事をさせてもらえると思ったから来ました!」と仕事内容を限定しすぎるのもあまりよくありません。第二新卒はあまりスキルも経験もなく、いろんな部署に回したり、現場を経験させてから管理部に回すことなどもあり得ます。「経験値をためて、将来的にこういう仕事をしたいので来ました」というように、自らが努力する姿勢も見せつつ、与えられた仕事をまずはがんばりたい、と言うのが、本当にその会社で働きたいと思うのであれば無難です。

第二新卒が就活を始める時期

第二新卒の採用活動が活発になる時期というのがあります。それは、10月と4月です。ほとんどの企業は新卒採用を10月までに終了させて、10月1日の内定式を行います。しかし、この辺りから内定辞退というものが起こります。それを多くの企業は見越して採用活動を行なっているのですが、想定していたより多くの辞退者が出た場合、人事は目標採用人数に届かせるために新卒採用を再開します。

それと同時に、第二新卒にまで採用枠を広げる企業も出始めます。この時期に就活して採用されれば、新卒の人たちと一緒に研修などを受けることができることが多いため、同期を作ることもできますしスキル面に不安のある第二新卒にとっては非常にありがたいことづくめです。

そして、4月は実際に新卒が入ってくる予定だったのに入ってこなくなったというケースです。その人のためにポジションも空けて準備して待っていたのに、それが全て無駄になってしまいますし。もちろん、こちらもある程度見越したうえで準備しているのですが、想定以上に多ければ第二新卒を採用して、すぐにでも働いてもらおう、という企業も多いのです。

じっくり考えて、決断しよう

ここまで、第二新卒の就活についていろいろ読んでいただきましたが、退職するうえできちんと考えてから退職することをおすすめします。まず、第二新卒は無責任に仕事を放り出して退職した、という印象を持ちやすいです。なので、前の会社の人たちとは交流がありますか?仕事の引き継ぎはどのように進めましたか?というのも、よくある質問のパターンです。

なので、辞めるにしても、どのようなタイミングで辞めるのかはけっこう大事になります。それぞれの職場で引き際というものがあると思いますので、その辺りはよく職場を観察してください。このタイミングであれば、引き継ぎもスムーズで周りに迷惑も最小限に済ませられると思ったので、と面接官に説明できれば、誠実なイメージを相手に植え付けることができます。

それと同時に、せっかく縁があって初めて入社した企業なのです。十分に会社の良いところ、悪いところを観察して、どうしても無理だと思ってから辞めても遅すぎるということはありません。

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