2018/12/11

第二新卒の転職は厳しい?第二新卒の就活を成功させるコツは?

2010年ごろから就職や転職活動の中でよく見かけるようになった用語の1つが「第二新卒」です。第二新卒は、多くの企業が注目している層といわれています。その一方で第二新卒の就職活動は厳しいともいわれていますが、そうだとしたらどのくらい厳しいものなのでしょうか?

第二新卒の転職は厳しい?第二新卒の就活を成功させるコツは?

企業が注目している第二新卒という人々

1年のうち、特に春から夏にかけて本格化する就職活動。内定もボチボチ出始めるのがこの時期です。
特に採用活動の解禁時期をめぐって大幅な変更がみられた2015年ごろから、企業側も春(特に4月以降)から夏にかけて多くの新卒学生やそのほかの就活に取り組む人に内定を出すようになってきています。そのため、就職活動に取り組む人たちにとっても春から夏にかけての時期が最も正念場というべき時期なのです。
さて、そな就職活動で、2010年ごろから頻繁に見聞きするようになってきた用語の1つに「第二新卒」というものがあります。そして、企業が人材を求める中で、この「第二新卒」と呼ばれる人々に並々ならぬ注目と期待の目を注いでいます。言い換えれば、第二新卒の人々にとっては大きなチャンスともいえるのです。
しかし、その一方で第二新卒の転職活動(彼らの就職活動といえばだいたいこれ)は一般的に厳しいのではないかともいわれています。果たして、その事情はどのようなものなのでしょうか?
今回は、第二新卒の転職活動の実情についていろいろとみていきます。

第二新卒とは

ここではまず、第二新卒がどのような人々か、そしてなぜ企業が彼らに注目するかについて見ていきましょう。

第二新卒とはどのような人々か

第二新卒とは、一般的には学校を卒業してから1年から3年経過し、かつ転職や就職をしようと考えたり行動したりしている人のことです。
この中には、一度就職したものの何らかの事情で数年以内に離職し、転職活動をしようとしている人や、進路が決まらないまま一度学校を卒業し、そのあとあらためて就職活動しようとしている人、派遣社員や契約社員など社会人経験のある人が正社員の職を得ようと就職活動している人などが含まれます。年齢で考えると、だいたい23歳から25、6歳の層という比較的若い年代になります。
毎年、新卒で正社員になったものの、職務内容や労働時間、待遇、将来性などについてミスマッチがあるなどして数年で離職するという人が必ずいるものです。厚生労働省の調査によれば、毎年3年以内で離職する人がおよそ30%にのぼるとされています。

企業が第二新卒に注目する理由

この第二新卒と呼ばれる人々ですが、実は企業側としては彼らの採用について前向きな傾向です。
というのは、第二新卒は短期間とはいえ社会人経験があり、普通の新卒学生に比べると社会人に求められる一般常識やスキルを備えていることから、あらためて研修するためのコストを抑えることができるからです。
一方、経験やキャリアのある転職希望者に比べると、社会人経験は少なく、かつ年齢的に若くて柔軟性があるため、その企業の風土になじむことができるためです。そして、その企業で求められる能力の開発もしやすいことも理由の1つです。
そして、採用の際、新卒学生に比べてミスマッチが発生しにくく、短期間で辞められにくいことも、企業が第二新卒の人たちに見出している魅力といえます。

第二新卒の転職活動は厳しいのか?

さて、多くの企業が第二新卒の採用について前向きといわれている状況ですが、実際に彼らの転職活動にはどのような実情があるのでしょうか?
彼らの転職活動については厳しいとさえ言われています。その厳しい状況というのは、やはり新卒一括採用が長年の日本の企業の採用活動で続いてきたことによるものなのでしょうか?
ここでは、その「厳しい」といわれている第二新卒の転職活動について見ていきたいと思います。

第二新卒の転職活動が厳しい理由(1):新卒に比べて条件が厳しくなる

まず、結論から言えば、第二新卒の転職活動ははっきり言って厳しいものです。というのも、世の中の採用活動を行っている企業の多くが最も求めている、というよりも本音として最も欲しい人材とは、コミュニケーション能力に優れたポテンシャル(つまり、将来活躍してくれる可能性)がある新卒学生だからです。
なぜ、新卒学生を第1に求めるかといえば、大学を卒業したばかりで社会のことをあまり知らないから、企業風土に染めやすいというのもあります。
しかし、この点については先ほど「第二新卒はあまり社会人経験は少なく、かつ年齢的に若くて柔軟性があるため、その企業の風土になじむことができる」とも書きました。おそらく、この点で「どういうことだ?」と思っている方もいるかと思います。
もちろん、第二新卒のメリットとしてもその点はあります。
それでも第二新卒に比べれば普通の新卒はより企業風土に染めやすく、かつ年齢もより若いため、企業の目線で考えてどちらが良いかといえば、やはり普通の新卒の方を採用したがるというのが企業の人事の本音といえます。

第二新卒の転職活動が厳しい理由(2):やはりそれなりに未熟者と扱われる

第二新卒の転職活動が厳しい理由の第2に、いくら短期間とはいえ社会人としての経験があるとはいっても、やはり未熟と扱われ、場合によっては社会人経験者とみなされないためです。
そのため、少なくとも転職活動中の面接で「私にはこういう職務経験があります」と言って、その経験をさもベテランのようにPRするようでは逆効果といえます。また、いかにもプライドありげな受け答えもNGです。
そこで、経験はアピールしつつも、あくまでもその応募先の企業での職務を学ばせていただくスタンスも大切になってきます。言い換えれば、その企業の仕事で必要なスキルを奪うくらいの気持ちで取り組むことが大切です。

第二新卒の転職活動が厳しい理由(3):根性がない、飽きっぽいとみなされがち

第二新卒で転職活動をしている人には、何らかの事情で新卒で入った会社を2年や3年で退職している人も多いでしょう。企業の人事や役員の中には、そういう人のことをこらえ性がない人とか、飽きっぽい人ととらえる人も少なくありません。
しかし、そう思われるのは多少は仕方ないとして、転職活動ではやはり前の会社を辞めた理由については必須項目といえるほど必ず聞かれることです(心理的には厳しいところですが)。その理由を述べる際に単にそのまま言ったり、ネガティブ要素が前面に出ていたりする理由では、その企業の面接に落ちることは間違いないでしょう。
そのため退職した理由についても、きちんと誤解なくまとまっていて、かつ前向きさがあるようにアピールすることが重要です。

第二新卒の転職活動は厳しい理由(4):提出する応募種類もその書き方も違う

第二新卒の転職活動が厳しいとされている理由の中には、応募書類の種類が違うというものもあります。これだけでも厳しいものがありますよね。
新卒の就職活動ということであれば、エントリーシートもしくは履歴書を提出すればそのまま面接を経て内定獲得に至ることができました。
しかし、第二新卒の転職活動となると、これに加えて職務経歴書という書類が加わってきます。これまで勤めた会社でどのようなポジションで、どのような職務内容に従事してきたかなどについてなるべく具体的に書かなければならないのです。
当然ながら、新卒の時のような応募書類の書き方をしていては、間違いなく採用はされません。

第二新卒の転職活動を成功させるためのコツ

ここまで見てきたように第二新卒の転職活動は、新卒の就職活動に比べると一段と厳しいものになるようです。そこで、ここでは第二新卒の転職活動を成功させるためのコツについて見ていきましょう。

成功のためのコツその1:前向きな姿勢をアピール

第二新卒の転職活動で成功するために欠かせないコツといえば、「前向きな姿勢をアピールすること」がまず挙げられます。先ほども書いたように、第二新卒の転職活動が厳しい理由の1つに、「こらえ性がない」「根性がない」とみなされがちということがあります。
そして、何よりも転職活動をする人間が必ずといっていいほど面接で聞かれる質問が、前の会社を辞めた理由や経緯についてです。
ここでネガティブ、つまりその会社への不満を理由として答えるのはもちろんNGです。むしろ、逆にさらなるステップアップを望むなどの前向きな姿勢を前面に出した答え方が重要となってきます。
もちろん、その他の質問などアピールできるところで常に前向きな姿勢を示すことが大切です。
ついでに言えば、それなりに厳しい第二新卒の転職活動ですが、なるべく前向きに考えることが大切です。

成功のためのコツその2:応募書類提出や選考の数をこなす

成功のためのコツの2番目は、応募書類多く書くことや選考を数多くこなすことも大切です。
応募書類の場合は新卒の書き方とはまた違ううえに、転職活動の場合は職務経歴書も提出する必要があります。このため、それらの応募書類の書き方に慣れるとともに、それらを作成してはハローワークや転職エージェントなどの第三者にチェックしてもらう必要もあります。
また、選考についても新卒の時とはまた違った質問などがいろいろと投げかけられることから、こちらにも新卒の時と違った準備が必要です。模擬面接や実際の選考での面接をこなして、その中で自分の弱点を修正するなどの作業が必要となってきます。
いずれにせよ、トライ・アンド・エラーを繰り返すことで、厳しい選考での通過率を挙げて内定を手繰り寄せることが大切です。

成功のためのコツその3:明確で、かつまとまったアピールを

コツのその3は、アピールが明確で、かつまとまっていることです。
これは新卒での就職活動でもくどく言われたことかもしれませんが、もちろん転職活動においても重要なことです。
特に、第二新卒の転職活動は新卒の就職活動の時よりも厳しいものとなるため、なおさらこの点が大切になってきます。けっして、「そんなのわかっているよ!くどいな!」と言ってなおざりにしてはいけません。
これまで自分がやってきたこと、前の会社を辞めるに至った理由や経緯、そして志望している企業でのやりたいことやビジョンが筋の通ったストーリ―であることが必要です。そして、ただ単に筋が通っているだけでなく、明確であること、つまりわかりやすいことも大切です。

第二新卒の転職に必要とされるスキル

さて、ここまでくると、第二新卒の転職活動でもどんなスキルが求められるかも気になってきますよね。
が、実際スキルはそんなに重要なものではありません。あえて、必要なスキルを1つだけ挙げるとするならば、コミュニケーション能力といえます。
というのも、新卒採用の時と同様に転職活動でも企業はその人の人柄を最も重要な採用基準としているからです。たとえ、これといってアピールできるスキルがなくても、コミュニケーションを意識していればそれなりに評価されるでしょう。

第二新卒におススメの転職サイトや転職エージェント

厳しい第二新卒の転職活動を乗り切るには、転職活動に特化した転職サイトや転職エージェントの力を借りる必要があります。
そこで、ここでは厳しい第二新卒の転職活動のお供におススメの転職サイトや転職エージェントを紹介しておきます。

第二新卒AGENTneo

まず紹介するのは第二新卒AGENTneoです。
職場環境や待遇などを綿密に調査し、優良企業を厳選しています。また、独特の基準によってブラック企業を除外しているため、安心して転職活動に取り組める助けとなります。
さらに、キャリアアドバイザーが選考に落ちた際に、その企業で不採用になった理由を教えてくれたりするフィードバックや、独自の内定者研修(内定者向け)が充実していることも魅力的な特徴です。

第二新卒ナビ

もう1つ紹介しておきたいサービスが、第二新卒ナビです。
まず、1人当たり24時間という、実に濃密な質の転職活動のサポートを行ってくれます。それは言い換えれば、転職や仕事に関する悩みはどんなに小さなことでもアドバイザーと二人三脚で解決していける体制になっているということです。
キャリアアドバイザーもその多くが第二新卒で内定を得た経験を持つ人ばかりです。そのため、厳しい第二新卒の転職活動で悩んでいるときも、より親身になって、かつ彼らの経験に即した説得力あるアドバイスがもらえるという点で安心できます。

第二新卒は厳しいがチャンスでもある

いかがでしたか?企業も第二新卒を非常に前向きに採用しようとしているため、彼らにとっては大きなチャンスでもあります。
が、実際のところ第二新卒の転職活動は厳しいものです。少なくとも、新卒学生の就職活動よりも厳しいものといえます。
そのため、自分の力だけでなく、転職活動のサイトやエージェントを活用して、自分で作った応募書類や面接での受け答えについて、アドバイザーの人たちと何度もトライ・アンド・エラーを繰り返して、内定を手繰り寄せることが大切といえます。
最後になりましたが、厳しいものになりがちな転職活動ですが、健闘を祈っております。

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