
- フリーランスになる為には何から始めれば良いの?
- フリーランスの準備の流れが知りたい
こんな疑問に答えます。

この記事を読むことで、スムーズに開業準備を進めていくことができますよ。
Contents
フリーランス(個人事業主)とは
個人事業主とは、個人で事業を展開している人のことです。税務署に開業届と呼ばれる書類を提出することで個人事業主となることができます。

フリーランス(個人事業主)になるメリットとデメリット
個人事業主になる場合、メリットとデメリットの双方を理解しておくことが重要です。

フリーランス(個人事業主)のメリット
実力次第で収入アップ
個人事業主は、会社員とは違い、行った仕事は全て収入に繋がります。

面倒な人間関係がなくなる
会社員をしていると、苦手なタイプやそりが合わないようなタイプの人と仕事をすることもあります。
時間の融通が利くようになる
個人事業主は、基本的に会社のように特定の勤務時間が決まっていません。何時に始業して何時まで働くかは自分で決めることができます。

フリーランス(個人事業主)のデメリット
収入が安定しない
個人事業主は、会社員のように毎月決まった給料が貰える訳ではありません。その月の仕事量によって収入が左右されるため、どうしても収入は不安定になってしまいます。

仕事が見つからない
個人事業主は自分で仕事を見つける必要がありますが、なかなか見つからないケースも中にはあります。
仕事が見つからなければそもそも収入が得られないので、生活自体も厳しいものになってしまうでしょう。
福利厚生がない
会社員の場合、会社の用意する福利厚生を利用することができます。また、有給休暇が利用できるのも会社員ならではです。
社会的信用度の低さ
個人事業主は、会社員に比べると社会的な信用度が低くなってしまいがちです。
フリーランス(個人事業主)になる時の事前準備
これから個人事業主になろうとしている人は、事前にいくつかのことをしておく事をおすすめします。ここでは、事前にしておくべきことについて解説します。
脱サラする場合
まずは、脱サラして個人事業主になる場合に、しておくべきことについて解説します。
事業用の銀行口座やクレジットカードを準備する
フリーランスの業務で使う資金は事業用の銀行口座で管理するようにしましょう。 確定申告に向けて帳簿をつける際、事業用の銀行口座があると出費や収入を管理しやすくなります。
銀行口座はインターネット上で簡単にお金の出入りが確認できるネットバンクがおすすめです。
クレジットカードの審査が心配な場合は、デビットカードを検討しましょう。 デビットカードは作成に審査がありません。

印鑑・名刺の準備
ビジネスを始める上で事業用の印鑑と名刺を作っておきましょう。
メールアドレスやポートフォリオサイトにアクセスできるQRコードを設置しておくと、受け取った側もアクセスしやすくて便利です。
事業計画書の準備
フリーランスとして事業を行っていく上で最も大切なのが事業計画書です。
事業計画の作成には時間がかかりますが、しっかりと芯の通った計画を持っておくことで迷いなく事業を進めることができるようになります。

ポートフォリオの準備
職務経歴書とともに用意しておくと良いものがポートフォリオです。

退職準備を進める
脱サラして個人事業主になる場合、会社の退職準備も進めなければいけません。
副業で個人事業主になる場合は就業規則を確認
近年では、副業をOKとしている会社も少なくなく、中には会社に所属しながら副業として個人事業主で活動している人もいます。

※就業規則に関する情報は厚生労働省ホームページを参照しております。
フリーランス(個人事業主)になるために必要な手続き
ここからは、個人事業主になるにあたって、必要になる手続きについて解説します。
開業届の提出
開業届は、個人事業主になる際に提出する書類のことで、正しくは「個人事業の開業・廃業等届出書」と言います。
ただし、屋号付きの銀行口座を作りたい場合などは、開業届が必要になるので、できるだけ早めに提出するようにしましょう。

青色申告書の提出(希望する場合)
必須ではありませんが、個人事業主になる場合、青色申告書と呼ばれる書類を提出しておくと何かと便利です。
青色申告書とは
青色申告書とは、確定申告の際の申告方法の1つです。青色申告以外にも、個人事業主は白色申告と呼ばれる申告方法を選ぶこともできます。
白色申告は、記帳が簡単にでき、手間がかからないのが特徴ですが、控除が受けられません。
一方で青色申告は記帳こそ面倒ですが、「青色申告特別控除」として10万円もしくは65万円の控除が受けられるため、節税をすることができるのが特徴です。
事業を展開する
フリーランスとして開業したら、あとは開業前に立てた事業計画に沿って事業を進めていきます。
仕事のスキルを上げていくための勉強も自分自身で行わなければなりません。 目標設定や仕事内容の振り返り、改善点の洗い出し、実践と繰り返しながらプロとして仕事の質を高めていきましょう。
フリーランス(個人事業主)と会社員時代との違い
個人事業主になると、社会保険や税金に関しても会社員時代との違いが発生します。ここでは、どのような違いがあるのか具体的に解説します。
国民健康保険に加入しないといけない
会社員は、基本的に会社が提供する健康保険に加入していますが、会社を辞めるとその健康保険から脱退することになります。

なお、国民健康保険に加入する以外にも、それまで勤めていた会社で加入していた健康保険に任意継続で加入することも可能です。
さらに、業種によっては、その業界向けの健康保険組合や団体、協会などが存在するため、そちらに加入することもできます。
いずれにしても、何かしらの保険には加入しなければいけないので、必ず手続きを行うようにして下さい。
国民年金に加入しないといけない
国民健康保険同様、国民年金への加入手続きが必要になります。手続きは住民登録をしている市区町村役場の年金担当窓口で行って下さい。

確定申告をしないといけない
会社員の場合、各種税金の支払いは、全て会社が行ってくれていました。一方で、個人事業主となると、それらの手続きは全て自分で行うことになります。
個人事業主の場合、所得が事業所得のみで、年間の所得が38万円以下なら確定申告をする必要はありません。
また、副業として個人事業主を行っている場合は、年間の所得が20万円を超えると確定申告が必要になります。
もし確定申告を行わないと、ペナルティーとして延滞税や無申告加算税といった各種税金を追加で納税しなければいけなくなるため、必ず期限内に確定申告をするようにして下さい。
※確定申告に関する情報は国税庁ホームページを参照しております。
フリーランス(個人事業主)で人気の仕事・職業
最後にフリーランス(個人事業主)で人気の仕事・職業を6つ紹介します。

プログラマー
プログラマーとは、Webサイトやシステムに対してコーディングを行い、プログラムを組んでいく仕事です。

Webデザイナー
WebデザイナーはWebサイトや雑誌・ポスターに対してデザインを行う仕事のことです。
Webライター
Webライターは文字通りライティング業務を行う職種のことです。
また自身でブログを開設してブログを書くことで、ブロガー・アフィリエイターとしても収益を得ることが可能です。
イラストレーター
イラストレーターはイラストを書いて納品する仕事です。

Webマーケター
Webマーケターはマーケティングに関する業務を行う仕事です。
マーケターは会社で抱えていることが多いですが、そうでない企業に営業をかけることで、高単価の案件を獲得することができるのでおすすめです。
Webコンサルタント
Webコンサルタントは企業の課題や問題点を分析し、改善に導く仕事です。
まとめ
フリーランスの準備に関する記事は以上になります。
フリーランスになるのには入念な準備が必要なので、この記事を読んで足りない部分を確認してみると良いでしょう。

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