フリーランスというと会社に属さず個人事業主として働くことを言います。
仕事時間や休みのタイミングも個人の自由です。
そのことからフリーランスのイメージは「楽に稼げそう」というイメージがつきがちです。
しかし実際はそう簡単に稼げません。
今回はフリーランスとして稼ぐためにどういったスキルが必要なのか、能力を伸ばすにはどうすれば良いのかを解説します。
今後フリーランスとして独立する人や、今思うように成果が出せない人いまから解説する事を意識できているかを考えてみてください。
今から解説するスキルや能力を意識すれば、あなたもフリーランスとして稼げる力が身につきます。
フリーランスに必要なスキルは?
フリーランスに必要スキルは大きく分けて3つに分かれます。
技術力
交渉術
タイムマネジメント
この3つのスキルが1つでも欠けてしまうと、フリーランスとしては大きな欠点となります。
それぞれを具体的に解説しています。
フリーランスに必要なスキル1. 技術力
フリーランスとしてまず1番はこの技術力が大切です。
フリーランスとして稼ぎたいのならこの技術力がなければ仕事を受けることができません。
それぞれの職種がありますが、しっかり稼いでいるフリーランスの人たちは共通して『技術力』の土台がしっかりしています。
エンジニアならプログラミンが、ライラーならライティング力が必要になります。
まずはどの職種でもどんな技術力が求められているかを考えて、勉強し仕事に生かすかが重要です。
フリーランスに必要なスキル2. 営業術
この交渉術がなければいつまで経っても稼げることができません。
いきなり仕事を受けて依頼主に単価交渉をするのは印象が悪いです。
何度が一緒に仕事をしてある程度の信頼関係を築いた時に、単価アップの交渉をしましょう。
その時も自分がどのような面で技術を提供できるのかを提示すれば、スムーズな単価交渉ができます。
単価が上がれば仕事のモチベーションに繋がりますので、勇気を出して交渉を行うことも大切なスキルです。
フリーランスに必要なスキル3. タイムマネジメント力
この言葉の日本語訳は『時間管理』という意味になります。
先ほども言ったように、フリーランスは働く時間や休むタイミングが自由です。
自由であることが魅力的ですが、それと同時にタイムマネジメントをきっちりしないとフリーランスとして失敗します。
人間はどうしても楽な方へと逃げてしまう生き物です。
フリーランスなんかは時間の縛りがないので特にそうなる傾向が多くなります。
そうならないためにもタイムマネジメントを行い、働く時間を決めて仕事にあたりましょう。
またこのタイムマネジメントがきっちりできれば、仕事効率が良くなりいくつかの仕事を抱えても納期までに終えることもできます。
多くの金額を稼ぐとなるとこのタイムマネジメントは欠かせません。
フリーランスが能力を高める3つの方法
次に能力を高める方法を3つ解説します。
なぜスキルを高めるではなく、能力といっている理由は
スキルは訓練や練習の要素で得られるもので
能力はもともと備わっているものです。
先ほどの必要なスキルは訓練すれば身につきます。
ここではみなさんがもともと備わっているポテンシャルを引き上げる方法を解説していきます。
セミナーや勉強会に参加する
今の自分に何が足りないかと感じるなら、セミナーや勉強会に行くことをオススメします。
なぜなら、フリーランスとして多くの実績を積んでいる人が開催しているので、知識の吸収や有益な情報がここで得られるからです。
その情報や知識をインプットして仕事にあたれば今まで以上の能力になります。
ただここで注意して欲しいのが、セミナーや勉強会に行ったが求めていたものと違うこともあるのでしっかり下調べを行なってから参加してください。
参加者の中での交流もあり、場合によってはそこから仕事に依頼されるケースも少なくないです。
オンラインの環境が整った今だからこそ、オフラインの出会いが大事になってきます。
レベルの高い仕事を受ける
とにかく自分を追い込みます。
誰でもできる仕事ではなく、今の自分のレベルでギリギリできるかどうかの仕事です。
自分自身を追い込むことにより、今以上のクオリティーの仕事ができます。
レベルの高い仕事の簡単な見つけ方は高単価の案件です。
単価が高ければそそれ相応の技術が求められ、今まで以上に能力の限界を引き上げれます。
その時に依頼主が納得するような仕事ができれば、そのまま長期契約に繋がることもあります。
中には高単価で人を集めて仕事をさせるだけさせ報酬が払われず、連絡が取れなくなる場合もあるので細かい連絡をするように心がけてください。
書籍で学ぶ
上2つに比べて、そこまで難しくないのが書籍を購入し学ぶ方法です。
難しくないですが、その分能力を引き上げるかは自分次第になります。
書籍の良いところはその道のスペシャリストが時間をかけて多くの有益な情報を詰め込んでいます。
その情報をインプットして、仕事でアウトプットする流れになります。
ネットやSNSも有益な情報がありますが、それと同じくらいウソが書かれている場合が多いです。
ネットやSNSで手軽にかけるものではなく、書籍は1つ1つの言葉の重さが違います。
書籍はウソの情報がなく、信用度が高いです。
1度購入し捨てなければ、いつでも有益な情報が近くあるのは書籍ならではの強みになります。最初に読んだ時の気づきと少し能力が上がって読んだ時の気づきではまた違った時があるので何冊か持っておいて損はないです。
スキル不足(なし)からでもフリーランスになる3つの手順
スキルなしでいきなり稼ぐことは難しいですが、不可能ではないです。
ここではフリーランスとして働きたいが、稼げるかどうかが心配である人でも3つの手順を踏めばフリーランスとして働けるようになります。
フリーランスとして生計を立てることは覚悟のいることです。
方針を決める
1番はじめにして欲しいのは、どの職種で働くかの方針を決めます。
エンジニア・ライター・デザイナーとフリーランスの職種は多種多様です。
その中から自分はどの職種でなら勝負できるのかをよく考えます。
参考としてエンジニアやデザイナーはそれぞれの専門性が高いのです。
専門性が高いので、それに費やす時間がかなり必要になってきます。
仕事をするまでに時間がかかりますが、ここをクリアすればその先は稼ぎやすいです。
逆にライターは日本語の読み書きができれば誰でもできます。
しかし初心者が参入しやすい分、競争率も激しいのです。
収益は最初から発生しますが、実績がないライターは提案が簡単には通りません。
初めのうちは提案が通らないこともありますが、根気強くすることが大事です。
もちろんライターでも専門知識がある人は最初から高収入を見込めます。
収益は発生しやすいが、参入数が多いのでいかに自分の強みを全面的に出すかが収益の差に繋がります。
このようにフリーランスでも様々な職種があるので、まずは方針を固めることを優先します。
副業として仕事を受ける
まだ会社を辞めず副業として仕事を受けます。
方針を決め知識や情報をインプットしたものを、実際に仕事で受けアウトプットするという流れです。
ネット環境が整っている現代なので、いろんなサイトやアプリから人材の募集があります。
その中から自分ができそうなのを選んで副業として仕事をこなします。
この時簡単な依頼を受けるのではなく、先ほども言ったレベルの高い依頼を受けて実績をつくのが大事です。
どの職種も多くの実績を積んでいる人に仕事を依頼したいので、コツコツと副業でも良いので実績を作ることがフリーランスになった時に仕事を受けやすくなります。
実績を作ったらフリーランスとして働く
上2つの段階を経てようやくフリーランスとして働けます。
ここまできたら副業としてでも稼ぐ力が身についてるので、自信を持っていいです。
フリーランスになったらまず最初に確定申告や国民保険などの申請を行います。
今までは会社がやってくれてたこともこれからは自己管理です。
特に確定申告は手間がかかるので、どの職種の人も少し勉強することをオススメします。
こう言った自己管理能力もフリーランスとして必要なスキルになります。
今まではサイトを介して契約をしていた依頼主ともフリーランスになったら直接契約に切り替えるようにします。
ここで先とどの説明した交渉力が試されます。
直接契約をすれば仲介手数料などを取られることもないのです。
またサイトでは規制がかかり聞けなかったことも聞けるようになります。
もちろん仕事のクオリティーは今まで以上のものを求められます。
フリーランスになっても自分自身に驕らず、常により良いものを提供する心持ちが大事です。
まとめ
今回解説したスキルはどの職種のフリーランスにも言えることです。
フリーランスという働き方は想像しているよりも多くのスキルや能力が必要になります。
会社時代では意識しなかったスキルがフリーランスでは必要です。
この記事で説明したスキルが今フリーランスとして活動している人や、今から一歩踏み出す人の支えになれば幸いです。