電力・ガス業界の就職偏差値ランキングは?仕事内容や平均年収も解説

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これから就職活動を始めようとしている人の中には、インフラ関連の仕事に興味のある人もいるのではないでしょうか。

この記事では、インフラの中でも電力・ガス業界への就職を希望する人に向けて、各業界の基本的な仕事内容や平均年収、さらには就職偏差値などについて解説しています。

どのような企業が人気なのか、どのような仕事をするのか、など基本的な情報を押さえておきたい人は、ぜひ参考にしてみて下さい。

電力業界の概要

まずは、電力業界、電力会社の概要について解説します。

電力会社は、その名の通り電力を生み出し、住居やビル、工場といった建物に対して電力の供給を行う会社のことです。

私たちの生活には、電力が欠かせないものとなっているため、電力会社には、安定的な電力供給が求められます。

また近年では、電力の自由化が始まるなど、電力会社の周辺環境も大きく変わりつつあります。

インフラ系の企業は、安定性のあるイメージを持っている人が多いかもしれませんが、これから先の電力会社は事業のフィールドを広げつつ、より質の高いサービス提供に努めるなど、変革の時代に入っていると言えるでしょう。

電力業界の仕事内容

ここでは、電力業界の主な仕事内容について解説します。

電力会社では、電力供給に関連する各種事業、「発電」「送電」「配電」「変電」などを行います。また発電所や送電設備のメンテナンスも欠かせません。
その他にも、ユーザーがよりより生活を送れるように、各種サービスの提案を行うこともあります。それぞれについて具体的に確認していきましょう。

営業・顧客対応

営業・顧客対応では、個人もしくは法人のお客様を相手に自社のサービスに関する各種提案を行います。

勤務場所は電力会社の各営業所となるケースが多く、営業活動を行ったり、検針や集金といった業務を行ったりします。入社直後の新入社員が検針や集金を担当するケースも少なくありません。
地域社会にとって欠かせないサービスを提供する企業ということもあり、営業担当は地域住民との関わりも多くなります。

施設管理・整備

電力会社では、電力を供給するための設備を所有しているため、それらの管理や整備を行う必要があります。

具体的には、発電所のチェックや送電線の整備などが挙げられます。これらの設備に不備やトラブルが発生すると、電力の供給がストップし、地域社会に大きな影響を与える恐れがあります。
安定した電力供給を行うためには、欠かせない仕事だと言えるでしょう。

燃料の調達

燃料部と呼ばれることもある部門であり、主に電力を起こすために必要となるガスや石炭といった燃料の調達を行います。

調達は海外から行うケースもあるなど、規模の大きな仕事に取り組むことができます。
調達の際に、コストを抑えられるかどうかが電力会社の売り上げに関わってくるため、非常に重要な部門だと言えるでしょう。

電力業界の平均年収

電力業界の平均年収は600〜700万円とされています。圧倒的な高給という訳ではありませんが、一般的なサラリーマンの給料と比べると比較的高いと言えます。

また電力の自由化が始まっているとはいっても、インフラ系の企業は比較的安定していると言えるため、給料面での安定も期待できるでしょう。
勿論、企業や勤務年数によってはこれよりも低い・高いケースもあるので、あくまでも参考程度に留めて下さい。

ガス業界の概要

続いては、ガス業界、ガス会社の概要について解説します。ガス会社では、ガスの製造を行い、各家庭や企業、さらには工場などに供給するのが主な役割です。

電力会社同様、私たちが日常生活を送るうえでは、欠かすことのできないインフラであり、地域社会においても重要な役割を担っていると言えるでしょう。

ガスは大きく分けて「都市ガス」と「LPガス」の2種類に分けることができます。

都市ガスとは、導管と呼ばれる管を利用してガスの供給を行うものです。一方のLPガスはガスボンベを利用してガスの供給を行います。

LPガスの場合、住宅の裏に大きなガスボンベが設置されてるため、実際に目にしたことのある人もいるのではないでしょうか。

都市ガスに関しては、「東京ガス」「大阪ガス」「東邦ガス」「西部ガス」が大手4社と言われており、全国には、大小のガス会社が約200あるとされています。

またLPガスを提供する会社となると、その数は約20,000にも及びます。ガス会社は、サービスを提供するエリアがある程度決まっているため、地域に密着した事業展開、サービス提供を行うのが特徴です。

ガス業界の仕事内容

ここでは、ガス業界、ガス会社における主な仕事内容について解説します。

電力会社同様、各家庭や企業との関わる回数が多いほか、技術的なスキルを必要とする仕事もあります。

営業

ガス会社における営業担当は、各家庭や企業といったお客さまに対して、自社サービスの提案を行うのが主な仕事です。

なお、営業は個人の顧客に対する営業である「家庭用営業」と企業に対して行う「業務用営業」に分かれるのが一般的です。

前者は、各家庭に対してガス機器の設置を提案するなど、新規顧客の開拓が主な目的となっています。後者は、企業や各種団体に対してサービスやシステムの利用提案を行います。

技術

ガス会社における技術職は、ガスの生産や供給に関する業務を担います。

具体的には、ガスの製造および製造に必要な設備の設計や管理、ガスの保安や設備のメンテナンス業務などです。電力会社同様、安定供給のためには欠かせない職種だと言えます。

ガス業界の平均年収

ガス業界の平均年収は、600〜700万円とされており、電力会社と同程度となっています。

一方で、都市ガスの小売り市場が自由化されたため、電力業界のように企業間での競争が激化していくことが予想されます。それに伴い、給与が増える企業、減る企業も出てくるかもしれません。

電力・ガス業界の就職偏差値ランキング

ここでは電力・ガス業界における就職偏差値ランキングを紹介します。ランキングは、以下の通りです。

就職偏差値企業名
68関西電力
67中部電力、J-Power
66東北電力、九州電力、JERA
65東京ガス、大阪ガス
64中国電力
63四国電力、沖縄電力
62北陸電力、東邦ガス、メタウォーター
60東京電力
56静岡ガス、西部ガス
54京葉ガス、広島ガス、北海道ガス
50イーレックス、四国ガス、北陸ガス、日本原電、ニチガス、レノバ、エフオン
49その他新興エネルギー会社

就職偏差値ランキング上位には、一度は耳にしたことのあるであろう企業や、大都市圏をカバーする電力会社、ガス会社などが見られます。

電力会社、ガス会社に関しては、管轄エリアを持っているため、一般企業よりも公務員に近いイメージかもしれません。

地域住民の生活のために安定した事業を行うことが重要であるため、就職偏差値の上位がいい企業、下位が悪い企業となる訳ではありません。

勿論「偏差値の低い企業なら簡単に入社できそうだ!」と考えるのも間違いです。

就職偏差値はあくまでも参考程度にとどめ、自身が志望する企業の企業分析や自己分析に取り組むことが重要です。

電力・ガス業界を目指すには

ここからは、電力・ガス業界に就職するにはどうすればいいのか、基本的なポイントについて解説します。

就職サイト・エージェントに登録する

就職する為には求人に応募する必要がありますので、まずは就職サイトエージェントに登録を行いましょう。

求人サイトにも様々なものがありますが、就活生はリクナビやマイナビ、転職希望者はリクナビNEXTが一般的です。求人数が多く、業界全ての求人を網羅できます。
またエージェントを利用する場合は、下記のエージェントがおすすめです。
対象者エージェント
就活する人JobSpring
転職する人リクルートエージェント

求人サイトと就職エージェントの違いは、「1人で進めるのか」「サポートしてもらうのか」という違いで、1人でも良いですが、確実に就職したいのであればエージェントを使うことをおすすめします。

就職エージェントと求人サイトの違い
自分に合ったサービスを積極的に活用していきましょう。

業界分析

就職活動をするにあたっては、業界分析をしっかりと行うことが重要です。

特に電力・ガス会社を取り巻く環境は変化しており、インフラ系の企業=安定性があるというものではなくなりつつあります。

例えば、電力に関しては、自由化が始まったことで、従来の電力会社だけでなくそのほかの民間企業も競合他社となっています。ガスに関しても小売自由化によって、従来からのガス会社が苦戦する可能性が大いにあるでしょう。

電力やガスについての業界分析を行う際に役立つのが、同じように自由化が行われたイギリスの状況を調べてみることです。

必ずしも日本の事情と一致する訳ではありませんが、自由化によってどのような変化が起こるのか、といった点は参考になる部分もあるでしょう。

事例を参考に今後の見通しを自分なりに考え、その中で自分がどのように仕事をするのか、企業に対してどのような貢献ができるのか、といった部分についても考えていくといいですね。

自己分析

自己分析も、就職活動の際には欠かすことができません。

就職活動を通して聞かれる機会が多くなるのが、自分はどのような人間なのか、ということです。自分自身のことであっても、意外と理解できていない人が少なくありません。
自己分析を行う際には、これまでの自分の人生の棚卸し、洗い出しを行ってみて下さい。

例えば、これまでにどのような経験を積んできたのか、自分の好きなこと・嫌いなことはなんなのかなど今の自分に繋がっているであろう事柄を振り返り、自分がどういった人間なのか考えてみましょう。

まとめ

今回は、電力・ガス業界に関して、その概要から具体的な仕事内容、さらには就職偏差値ランキングなどについて解説しました。

インフラ系の企業とはいっても従来のように安定性抜群という訳ではありません。
自由化により今後変化していくことが予想される業界であるため、就職活動にあたっては、業界分析をしっかりと行っておくようにしましょう。

※ランキング順位は自社調査によって掲載させていただいております。