転職エージェントに提出する履歴書の作成方法|書き方のポイントも解説

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転職エージェントを活用する際に履歴書は必要ないのではないか、と思っている方もいるでしょう。転職エージェントにとって履歴書は、求職者の基本情報を知るためにかかせないものです。

 

こちらでは、履歴書を使用する手順や、送る方法などを紹介します。これから転職を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

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転職エージェントの登録に履歴書は必要?

転職エージェントは、就職希望者の転職を成功させるサポートを行っています。転職エージェント登録において履歴書は重要な情報が詰まった書類です。

履歴書を通じて就職希望者の経歴や希望を把握することにより、「どの企業を紹介するに値するか」を判断しています。

 

そして登録時に提出した履歴書は、キャリアアドバイザーが添削の上、実際に応募する企業に送られます。

 

こちらの記事では、転職エージェントにおける履歴書の役割についてご紹介します。

中途採用における履歴書の役割とは

履歴書とはあなたの身元や経歴を証明する公的な書類です。身元がよくわからず、どのように活躍してくれるのかわからない人を企業は雇う可能性は低いでしょう。

 

また中途採用において履歴書は、学歴・職歴・保有資格などあなたの基本的情報を知る材料になります。

そして「企業が求めている人材か」を判断します。

 

また、他応募者も同じような形式で書いている履歴書は比較がしやすいという意味で企業側にもメリットがあります。

転職エージェントに提出する履歴書に志望動機が必要ない理由

転職エージェントに提出する履歴書には志望動機を書く必要がないことがほとんどです。

 

転職エージェントにおいて志望動機がなぜ重要視されないのか、企業側と転職エージェント側それぞれの理由をご紹介します。

転職エージェント側の理由

志望動機は、応募する企業によって書き換える必要があります。

 

もし、志望動機を書いて提出されると、1社にしか使用することができません。1社にしか使えない志望動機を添削するのは、転職エージェント側にとってコスパが悪いのです。

企業側の理由

転職エージェントは、人材を紹介し転職に成功させることで紹介料をいただくというビジネスモデルを採用しています。

 

企業側はこのビジネスモデルを認知しており、転職エージェント側が「1人でも多くの求職者の転職を成功させたい」という思惑にも理解があります。

 

そのため、企業側も転職エージェント経由の求職者の志望動機にはそこまで注目しないことが多いでしょう。

企業側は志望動機よりも、職務経歴書のほうを参考に求職者が見合う人物かどうかを判断しています。

一般的な履歴書作成の注意点7つ

はじめに、一般的な履歴書作成の注意点7つをご紹介します。

 

履歴書はあなた自身の経歴を示す公的な書類です。

修正テープの使用や「(株)」などと文章を省略して書いてしまうのは、採用担当者からみて印象が良くありません。

 

基本的ルールを学び、マナーのある履歴書を書きましょう。
  • 学校名は正式名称で記入する
  • 全体を通して年月日の書き方を統一させる
  • 修正器は使用しない
  • 既存の履歴書を使いまわさない
  • 職歴は全て正確に記入する
  • 文字の色やフォントは一般的なものに統一する
  • 「以上」の記入を忘れない

1:学校名は正式名称で記入する

まず、「学歴・職歴」欄の1行めの中央に「学歴」と記入し、2行目からあなたの学歴を書き始めます。転職の場合、義務教育は省略しても良いため、高校からの学歴を書いてください。

 

また、学校名は省略せず「〇〇市立 〇〇高等学校 〇〇科 入学」という風に正式名称で書いてください。学部や専門コースなどもあれば記入しましょう。

 

企業側は、応募者が何を専攻していたのか、どのような環境で学びを受けていたのかなどを選考の判断材料とします。

 

正しく学歴を記入できているか、なども見られているため、慎重に書きましょう。

2:全体を通して年月日の書き方を統一させる

履歴書全体を通して西暦か元号なのか年月日の書き方を統一しましょう。

 

学歴の入学年・卒業年などは間違えやすいものです。

ネット上に生年月日を入力するだけで入学・卒業年月を自動計算してくれる便利なツールもたくさんあるため探してみてください。

 

また、故意ではなくとも、間違えてしまうとマイナスイメージとなってしまう可能性もあるため、気を付けましょう。

3:修正器は使用しない

万が一、履歴書の記入をミスしたとしても修正器は使用しないでください。

 

あなた自身の経歴を証明する公的文書となるため、最初から書き直しをするのが望ましいでしょう。
あらかじめ薄い鉛筆で下書きをしておくか、見本を準備した上で清書をするとミスが防げるでしょう。

 

また履歴書記入は集中力のいる作業となるため、一気に書き上げるのではなく、こまめに休憩をとることをおすすめします。

4:既存の履歴書を使いまわさない

履歴書1枚を書き上げるのは大変ですが、不合格をもらった履歴書を別の企業へ提出するなどの使いまわしはやめましょう。

 

書類選考の段階で不合格になったということは、それなりの理由があります。

再度見直し、より良い履歴書になるよう改善していきましょう。

 

また当然ですが、自己PRや志望動機も使いまわしすることはできません。

それぞれの応募企業にあった自己PRと志望動機を考えましょう。

5:職歴は全て正確に記入する

職歴は時系列でまとめましょう。短期間だったとしても全て正確に記入してください。

 

学歴と同様「(株)」と省略するのではなく「株式会社」と正式名称で書きましょう。

入社時の所属部署や部署異動や昇格があった場合も、時系列で記入しておくと良いです。

 

転職の場合、正社員としての経歴を書くのが一般的です。

アルバイトや派遣社員しか経験がない場合でも、雇用形態を必ず明記の上、職歴に記入しましょう。

6:文字の色やフォントは一般的なものに統一する

最近は手書きよりもパソコンで作る履歴書が一般的になってきました。パソコンで履歴書を作成する場合、文字の色やフォントは一般的なものに統一しましょう。

 

パソコンには多数のフォントがあり、他の人とは違うおしゃれなフォントを使えば、採用されやすいのではないかと思う方もいるでしょうが、常識的ルールがないと逆に不利になってしまう可能性があります。

 

明朝体やゴシック体などの標準搭載されている一般的なフォントを使い、フォントの色は黒で統一しましょう。

7:「以上」の記入を忘れない

職歴や学歴の最終行は「現在に至る」と記入し、その1行下右端に「以上」と忘れずに書きましょう。

 

履歴書でいう「以上」には2つの意味があります。

1つめは経歴の書き足しや改ざんを防ぐ書類保護のための意味、2つめは「経歴はここで終わりです」という意味の印です。

 

また、転職回数が多い人などは特に、どこで職歴が終わりなのかが、わかりづらいでしょう。

「以上」と書くことで、企業側にも読みやすい履歴書を作ることができます。

転職エージェントに提出する履歴書のポイント9つ

次に転職エージェントに提出する履歴書のポイントを9つご紹介します。

 

転職エージェントはあなたの就職活動をサポートしてくれるサービスですが、だからと言ってマナーを守れていない履歴書だと、やる気がないと思われてしまう可能性があります。

 

ポイントを押さえ、転職エージェントにも好印象を与える履歴書作りを心がけましょう。
  • 企業に出すものと同様にマナーを守る
  • 特殊な資格もアピールする
  • 志望動機の必要を確認する
  • 強調したい資格から順番に書く
  • 希望の職種に合った作成方法を心がける
  • 証明写真には記名する
  • 日付は送信日を採用する
  • テンプレートを活用する
  • アピールしたければアルバイトも記入する

1:企業に出すものと同様にマナーを守る

転職エージェントに提出する履歴書でも、企業に提出するものと同様にマナーには気を付けて作成しましょう。

 

履歴書をみたキャリアアドバイザーから、社会人としてのマナーがないと判断されてしまうと、良い求人を紹介してもらえない可能性があります。

 

転職エージェントは企業から紹介料をもらって成り立っている事業です。

そのため、マナーがしっかりしている応募者のほうが有利であるといえるでしょう。

2:特殊な資格もアピールする

転職エージェントに提出する履歴書では、希望職種に生かせるものでない特殊な資格も内容に入れてアピールしましょう。

 

また、資格を取得することになった背景も書くことであなたの人となりを知るきっかけにもなります。

 

また、自己啓発を怠らない姿勢はキャリアアドバイザーに良い印象を与えるでしょう。

3:志望動機が必要かどうかを確認する

転職エージェントとの初面談時に使用する履歴書では「志望動機」は必要ない場合が大半です。担当者から事前の指示がない場合は、志望動機を記入する必要があるか念のため、確認しておくと良いでしょう。

 

初面談では、就職希望者の長所やキャリア、希望をヒアリングします。
そこで、あなたの強みを生かせる企業があればその場で紹介してくれます。

4:強調したい資格から順番に書く

転職エージェントに提出する履歴書の資格欄は、強調したい資格から順番に書きましょう。

 

前提として記入順に決まりはなく、持っている資格を全部書く必要もありません。

 

応募する職種と関連性のある資格から記入していくと、自分のスキルのアピールができて、良い印象を与えられるでしょう。

5:希望の職種に合った作成方法を心がける

転職エージェント側から規定の履歴書がない場合は、手書き・ワード・エクセルなどの中から希望の職種に合った作成方法を心がけましょう。

 

たとえば、事務職やIT系・外資系企業希望の場合は、パソコンの基本的スキルを持っているのか確認の意味でワードでの作成を推奨していることがあります。

 

また手書きの場合は、1枚1枚作成に時間がかかる分、応募者の思いも伝わりやすいといえます。

6:証明写真には記名する

証明写真の裏側には自分の氏名を記入しましょう。

万が一剥がれてしまった場合でも、誰のものなのかを判断することができます。

 

書き方に特に決まりはありませんが、油性の細いマジックを使って、履歴書と同様に横書きにすると統一感が出ます。

こういった目に見えない配慮も後々、良い印象に繋がる可能性があります。

7:日付は送信日を採用する

履歴書には日付を書いておかないと、どの時点で作成したものかを判断することができません。

そのため、転職エージェントに提出する履歴書の場合でも日付を書きましょう。

 

メールで送る場合、履歴書に記入する日付は、その履歴書を提出する日つまり送信日を採用します。また履歴書を持参する場合は、転職エージェントに訪問する日を採用しましょう。

 

日付も全体的統一感を出すために、学歴や職歴で採用した和暦もしくは西暦と合わせましょう。

8:テンプレートを活用する

ネット上には一般的なJIS規格のものや転職回数が多い方向けのもの、志望動機を強調したものなど、いろいろなパターンの履歴書テンプレートがあります。

 

ワードや手書きなど作成方法を決めたら、自分のニーズに合ったテンプレートをダウンロードして作成を進めましょう。

 

パソコンで作成した場合は、PDF形式にしておくと第三者による改変や文字化けの心配がありません。

9:アピールしたければアルバイトも記入する

基本的に履歴書は、正社員としての経歴を記入します。ただ、アルバイト経験が活かせるのであればアピール材料としてアルバイト経歴も書いておくと良いでしょう。

 

正社員をやったことがない方は、アルバイトや派遣社員の経歴を雇用形態を明記の上、書いてください。
キャリアアドバイザーとの面談のときのために、「その経験がどう活かせるのか」についての回答を準備しておくと良いでしょう。

転職エージェントで履歴書を使用する手順5つ

転職エージェントにおいて履歴書を使用する場面は、主に「登録時」と「面談時」です。

 

次は転職エージェントでの履歴書を使用するタイミングをシーン別にご紹介します。

どのタイミングで使用するのかを事前に知っておけば、前もって準備しておくことができます。

 

余裕をもって作成できるように、ぜひ参考にしてください。
  • 面談準備のために簡単な履歴書を提出
  • 面談で履歴書を添削
  • 職務経歴書の書き方を指導
  • エージェントが企業に履歴書等を送付
  • 企業面接に履歴書を持参する場合もある

1:面談準備のために簡単な履歴書を提出

まず利用したい転職エージェントを選び、公式サイトにて登録します。この際、登録後に行われる面談準備のための簡単なプロフィールや学歴・職務経歴、希望条件の入力を求められます。簡単なものであるため、10分程度の入力で終わるでしょう。

 

また登録時に使った自分のプロフィール情報は他エージェントでも活用できるため、データ保存しておくと次回スムーズになります。

 

そして登録が終わったら、キャリアアドバイザーとの初回面談の日程を予約します。

2:面談で履歴書を添削

転職エージェントでは、就職希望者の転職成功サポート支援の中で履歴書添削サービスを行ってくれます。

履歴書添削を希望する場合は、まずは自分で履歴書を完成させ、面談前に提出しておきましょう。

面談時にキャリアアドバイザーが添削をしてくれます。

 

企業へアピールできるように、効果的な書き方を採用者視点で教えてくれるでしょう。

3:職務経歴書の書き方を指導

初回面談によって就職希望者の要望や強みを理解できたら、求人の紹介をされる場合があります。応募する企業先が決まったら、先に提出した履歴書を元に職務経歴書の書き方指導が行われます。

職務経歴書も面談前に事前に提出しておくと良いでしょう。

 

キャリアアドバイザーは、その企業に見合った受かる書類作成のコツを教えてくれるでしょう。

4:エージェントが企業に履歴書等を送付

転職エージェントを利用している場合、エージェントが応募者に代わって企業に履歴書を送付してくれる場合があります。

 

エージェント経由の場合、規定のフォーマットなどを指示されることもあるため、言われた通りに従いましょう。

 

また、エージェント経由ならキャリアアドバイザーが事前に履歴書の内容を確認してくれているため、安心です。

5:企業面接に履歴書を持参する場合もある

「面接時、履歴書持参」の指示をしてくる企業もあるため、その場合は応募企業に従い対応をしましょう。

 

前述したように、応募する企業を決めたら転職エージェントは、企業側に履歴書を送付している場合が多いです。

 

転職エージェントを経由すると、企業と転職エージェントの間で就職希望者の履歴書情報が共有されているため、本人が履歴書を持参することは少ないでしょう。

転職エージェントへ履歴書を送る方法3つ

転職エージェントへ履歴書を送る場合、郵送・メール・採用応募フォーム・履歴書持参の4パターンがあります。

書類の送り方でも、ビジネスマナーがあるかどうかを見極められている場合があります。

 

次では、転職エージェントにおける一般的な書類送付のビジネスマナーをご紹介します。
  • 郵送での履歴書の送り方
  • メールでの履歴書の送り方
  • 履歴書を持参する場合のポイント

1:郵送での履歴書の送り方

郵送する場合は、履歴書をクリアファイルに入れ、折れや雨濡れなどを防止しましょう。また、送付する書類の内容を記した送り状も入れておくと丁寧です。

 

封筒には都道府県から省略せずに書いてください。

 

重要書類となるため、宛名の左下に「履歴書在中」と表記しましょう。
切手の料金不足を避けるため、郵便局から出すとより安心です。

2:メールでの履歴書の送り方

メールで履歴書を送付する場合は、PDF形式にすることで文字化けを防ぐことができます。

 

転職エージェントは就職希望者だけではなく、企業など多くの方とメールのやり取りをしているため、件名や本文は簡潔にわかりやすくを心がけましょう。

 

また履歴書は個人情報の記載された書類になるため、ファイルにパスワードをかけてください。

万が一の誤送信があった場合、情報漏洩を防ぐことができます。メールは本文とパスワード通知の2通送ることになります。

3:履歴書を持参する場合のポイント

履歴書を持参する場合は、郵送と同様にクリアファイルに入れた上で封筒に入れて持ち歩きます。封筒自体が折れないよう、ゆとりをもってA4サイズが入るカバンに入れてください。

 

持参指定の場合、すぐに取り出すことが想定されるため封をする必要はありません。

 

当事者同士でのやり取りになる可能性が高いため、宛名の記入が必須というわけではないですが、まれに企業受付の方に預ける場合もあります。

万が一のときのために、宛名も書いておくと安心です。

転職エージェントへ提出する履歴書の作り方を学ぼう

転職エージェントへ提出する履歴書の役割について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

 

転職エージェントに提出する時点で、きちんとした履歴書を作成していると、社会人としてのマナーがあるとキャリアアドバイザーに良い印象を与えることができます。

 

転職の第一歩である履歴書の作り方を学び、良いスタートダッシュを切りましょう。