ゲーム業界の就職偏差値ランキングは?仕事内容や平均年収も解説

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ゲームが好き」「ゲーム作りに携わってみたい」という人は多いのではないでしょうか。

この記事では、ゲーム業界の概要から具体的な仕事内容、さらにはゲーム業界の就職偏差値ランキングなどについて解説します。
そもそもゲーム業界とはどのような業界なのか、どのような仕事をするのか、どのような企業が人気なのか、といったことを知りたい人は、ぜひ参考にしてみて下さい。

ゲーム業界とは

ゲーム業界は、ゲームそふとやゲーム機などの企画、製造などを手掛けています。

かつては、ゲームというとマイナスなイメージを持っている人もいたかもしれませんが、今や日本を代表する大きな産業となりました。

また現在では、スマートフォンのゲームも広く普及しており、ゲーム業界を引っ張る要因の1つとなっています。

そのような背景もあり、ゲーム業界は、就職難易度の高い業界だと言えるでしょう。

そんなゲーム業界は、大きく分けて以下のような3つのカテゴリーに分けることができます。

  • ゲーム機を作る会社
  • ゲームソフトを作る会社
  • スマートフォンゲームを作る会社

なお、企業によっては、ゲーム機とゲームソフト両方を作る会社もあります。

ゲーム業界の職種と仕事内容

ここでは、ゲーム業界の主な職種と仕事内容について解説します。

企業にもよりますが、基本的にはチーム単位でゲーム作りに取り組むことになります。

チームは数十人単位から100人以上のものまで様々で、ゲームソフト1つを作るだけでも1年以上の期間がかかるとされています。
そのため、仕事をする上では、チームワークも欠かせないものとなるでしょう。

ゲームプランナー

ゲームプランナーとは、ゲームの企画や世界観などを考えるのが主な仕事です。

ゲーム内容やキャラクターの特徴、ゲームの物語、対戦型のゲームの場合は対戦システムなどを考えることもあります。
ゲームの骨格を作ることになるため、非常に重要な役割を担うことになるでしょう。

プログラマー

プログラマーは仕様書をもとにゲームのプログラミングを行うのが主な仕事です。

実際にゲームの中でキャラクターが動くようにするのは勿論、サーバーの構築やユーザー画面の設計など仕事内容は幅広くなっています。

いくらゲームプランナーがいい物語や世界観のゲームを考えても、プログラマーのスキルが低いと世界観を忠実に描くことはできません。

そういった意味で、プログラマーはゲーム作りの中核を担う存在だと言えるでしょう。

デザイナー

デザイナーは、ゲームのビジュアル制作を行うのが主な仕事です。

具体的には、主人公や敵など登場するキャラクターや背景、アイテムなどのデザインを担当します。また、ゲームによっては、武器のデザインや魔法を使う際の演出などを考えることもあるでしょう。

ちなみにデザイナーの中でも平面でデザイン制作を行う場合は「2Dデザイナー」立体で行う場合は「3Dデザイナー」と呼ばれるのが一般的です。

また、専門とする分野に応じて「グラフィックデザイナー」「キャラクターデザイナー」「エフェクトデザイナー」など細分化されることもあります。

デバッガー

デバッガーはゲームが仕様通りに問題なく動作するかどうか確認するのが主な仕事です。

いわゆるバグやエラーが発生する場合は、該当箇所の修正が必要になるため、実際にゲームをプレーしながらこれらのチェックを行います。

サウンドクリエイター

サウンドクリエイターは、ゲームの中で使用する音楽や効果音の制作を行います。

音楽制作ということもあり、各種ソフトや編集ツールの使い方を理解しておく必要があります。

ゲームディレクター

ゲームディレクターは、ゲーム開発における監督のような役割を果たします。

具体的には、ゲームの演出に関する指示や予算管理、スケジュール調整、スタッフの管理など、ゲーム開発全体をまとめるのが主な仕事です。
ゲーム開発全体の流れや作業などをしっかりと理解しておくことが必要なポジションだと言えるでしょう。

営業

営業は、実際に制作したゲームソフトやゲーム機の提案・販売を行うのが主な仕事です。

取引先となるのは、全国のゲームショップやゲームのバイヤーであり、時には展示会に参加し参加者と商談を行うこともあります。

いくらいいゲームを作っても売れなければゲーム会社にとっては意味がないため、営業もゲーム制作を行う人たちと同じくらい重要なポジションだと言えるでしょう。

ゲーム業界の平均年収

ゲーム業界で働きたいと考えている人の中には、年収を気にしている人も少なくないのではないでしょうか。

ゲーム業界は620万円前後が平均年収とされています。自社で作ったゲームがヒットすればさらなる給料アップも期待できるでしょう。
この平均年収は他の業界と比較しても決して低いものではありません。

ゲーム業界に勤務する人は、自身もゲーム好きである人が少なくないため、好きなことを仕事にしつつ、高い給料を貰えるというのは、中々レアなケースだと言えます。

ゲーム業界の就職偏差値ランキング

ここからは、ゲーム業界における就職偏差値ランキングを紹介します。ランキングは以下の通りです。

就職偏差値企業名
75任天堂
68バンダイナムコゲームス
67コナミ、セガ
65SCE、カプコン、タカラトミー
64スクエアエニックス、インテリジェントシステムズ
62コーエーテクモゲームス、レベルファイブ
60アトラス、ポリフォニーデジタル
58バンプレスト、ゲームフリーク、HAL研究所
56フロムソフトウェア、クリーチャーズ
55元気、ハドソン、トライエース、エス.アール.ディー、エイティング ジニアス
53チュンソフト、エンターブレイン、サイバーコネクトツー、ガンバリオン、ユークス
50マーベラス、スパイク、アクワイア、ファルコム、プラチナゲームズ、ピラミッド、パオン、サクセス
47アイレム、日本一ソフトウェア、イメージエポック、SNKプレイモア、ケイブ、ディンプス、キャメロット、アークシステムワークス、イニス、ネバーランドカンパニー
45ガスト、ジャレコ、AQインタラクティブ、D3パブリッシャー、モノリスソフト、5pb.、グラスホッパー、ポリゴンマジック、アートディンク、ブラウニーブラウン
43ゲームリパブリック、サイバーフロント、スタジオフェイク、アルファシステム、プレミアムエージェンシー、アリカ、サンドロット、プロペ アイディアファクトリー、クラップハンズ、ネクスエンタテインメント、トーセ、カルチャーブレーン

ランキング上位には任天堂、バンダイナムコゲームス、コナミなど一度は名前を聞いたことがあるであろう企業は並びます。

また上位企業にはゲーム機本体の開発を行っている企業が多いのも特徴です。ゲーム機の開発はソフト開発以上に費用がかかるため、規模の大きい企業でなければ中々取り組むことができません。

有名企業に次いでランクインしているのが、ゲームソフトの開発を行う企業です。ゲーム機がヒットする背景には、魅力的なゲームがあることがほとんどです。

そのため、ゲーム機本体を開発する企業とソフト開発を行う企業が協力して、プロジェクトを展開するケースも少なくありません。

ゲーム業界で働くには

最後にゲーム業界で働きたい人に向けて、基本的なポイントについて解説します。

難しいことではないので、是非覚えておいて下さい。

就職サイト・エージェントに登録する

就職する為には求人に応募する必要がありますので、まずは就職サイトエージェントに登録を行いましょう。

求人サイトにも様々なものがありますが、就活生はリクナビやマイナビ、転職希望者はリクナビNEXTが一般的です。求人数が多く、業界全ての求人を網羅できます。
またエージェントを利用する場合は、下記のエージェントがおすすめです。
対象者エージェント
就活する人JobSpring
転職する人リクルートエージェント

求人サイトと就職エージェントの違いは、「1人で進めるのか」「サポートしてもらうのか」という違いで、1人でも良いですが、確実に就職したいのであればエージェントを使うことをおすすめします。

就職エージェントと求人サイトの違い
自分に合ったサービスを積極的に活用していきましょう。

業界についての理解を深める

ゲーム業界といっても、企業によって作るソフトやゲーム機が異なるため、「ゲーム業界で働きたい!」というだけでは、採用して貰うのは難しいでしょう。

既に説明しているように、ゲーム業界は、ゲーム機を作る会社、ゲームそふとを作る会社、両方を作る会社、そして近年活躍が目立つスマートフォン向けのゲームを作る会社など様々な会社が存在します。

そのため、同じゲームを作る会社といっても、企業によって求められる役割や事業の戦略などは大きく異なるのです。また企業同士て協力してゲーム開発に取り組んでいるケースもあるでしょう。

業界の構造や会社同士のつながりなどを理解したうえで、どの企業で働きたいのか、といったことを考えるといいでしょう。

自己分析をしっかりと行う

就職活動をするにあたっては「自分が何をやりたいか」ということも大切ですが「自分がどのような形で企業に貢献できるか」ということも重要です。

自分が企業に対して貢献できることはなんなのか、この点を理解するには自己分析は欠かせません。

これまでの自分の人生を振り返り、以下のようなことを洗い出してみましょう。
  • どういったことに興味関心があるのか
  • これまでの人生でどのような経験を積んできたのか
  • 人生での成功体験、失敗体験にはどのようなものがあり、そこから何を学んだのか
  • 自分の強み・弱み
  • 自分が嬉しいと感じること

これらの点が理解できると、企業に対して自分が貢献できることも見えてくるはずです。時間のかかる作業ですが、就職活動のベースになるものなので、しっかりと行うようにしましょう。

まとめ

今回は、ゲーム業界の概要から具体的な仕事内容、就職偏差値ランキングなどについて解説しました。

ゲーム業界と一言で言っても、その数は多く、また業務内容も企業によって異なります。

就職活動の際は、就職偏差値ランキングなどを参考にしつつ、業界分析や自己分析を徹底的に行っておくようにしましょう。

※ランキング順位は自社調査によって掲載させていただいております。