「転職エージェントって何社利用すればいいの?」
「複数の転職エージェントを利用するときに注意することは?」
このように、転職を考えている方は不安や疑問がたくさんあるでしょう。転職エージェントは複数利用することで、転職活動の効率を上げられます。
この記事では、何社の転職エージェントに登録するのが理想的なのか、また複数利用するときのメリットやデメリット、注意点、活用する際のコツなどを解説しています。
理想的な転職エージェントの登録数や複数の転職エージェントを利用するコツなどを知ることで、転職エージェントをより上手に活用でき、転職活動を有利に進められるでしょう。
転職エージェントを利用するときの参考にしてみてください。

Contents
転職エージェントは何社活用するのが理想?
転職するときに活用する方も多い転職エージェントですが、転職を成功させるなら複数の転職エージェントを活用するのがおすすめです。

4社以上がおすすめ
しかし、ただ4社選べば良いというわけではありません。
全業界の様々な職種の求人を豊富に所有する総合型の大手エージェントを2社、希望する特定の業界や業種に専門特化したエージェントの中から1~2社、年代に特化したエージェントから1社ほど選びましょう。
2社のみの登録では十分ではない理由
転職を成功させるためには、求人数だけでなく求人の質やキャリアアドバイザーの質、相性にもこだわる必要があるでしょう。

そのため、2社のみの登録では十分とは言えず、4社以上の登録がおすすめです。
転職エージェントを何社も利用して良いとされる理由

ここでは、転職エージェントを何社利用しても良いとされる理由について解説していきます。
アドバイザーとの相性があるため
転職エージェントを何社も利用して良いとされる理由としてまず挙げられるのは、アドバイザーとの相性があるためです。
転職エージェントは担当アドバイザーとの相性が重要なポイントとなります。

アドバイザーのスキルを見極めるため

複数のアドバイザーの中から優秀なスキルを持ったアドバイザーを選ぶことで、転職成功率を上げることが可能です。
複数の転職エージェントを利用する6つのメリット

ここでは、複数の転職エージェントを利用する6つのメリットについて見ていきましょう。
1:自分に合ったアドバイザーを選べる可能性が高まる
キャリアアドバイザーとの相性は実際に会ってみないと分からないため、何社かのアドバイザーと話をすることで、自分に合ったアドバイザーを選べる可能性が高まるでしょう。

2:紹介される求人数が増える
転職エージェントには一般的に公開されている求人と、転職エージェントに登録した人だけに公開される独占求人や非公開求人があります。

3:企業や条件の幅も広がる

全業界の職種を幅広く取り扱っているエージェントや、希望する業界や業種に特化しているエージェントなど複数の転職エージェントに登録することで、企業や条件の幅が広がるというメリットがあります。
4:多彩なアドバイスを受けられる
アドバイザーによって視点が異なるため、何社かの転職エージェントを利用することで、様々な視点から多彩なアドバイスを受けられるのがメリットでしょう。
5:目的に合わせて使い分けできる
前職と同じ業界や業種で働きたいという人は特化型、未経験の業界に挑戦してみたいという人は総合型の転職エージェントを利用するのがおすすめです。

6:受けきれないサービスを他でカバーすることが可能となる
そのため、何社かの転職エージェントを利用することで、受けきれないサービスを他でカバーできるということがメリットです。

複数の転職エージェントを利用する3つのデメリット
ここまで、転職エージェントを複数利用するメリットについて紹介してきましたが、メリットがあればデメリットもあります。

1:転職エージェント間の調整に対応しなければならない
転職エージェントを何社か利用することで紹介される求人数が増え、選択肢の幅も広がるというメリットがある一方、それぞれの転職エージェントで発生する選考などのスケジュール調整は自分で対応しなければならないというデメリットもあります。

2:一連のやりとりにかかる手間が増える
転職エージェントに複数登録すると、それぞれのエージェントで同様のやりとりを行う必要が出てくるため、一連のやりとりにかかる手間が増えるというのがデメリットです。

3:どの意見を参考にすべきか混乱する可能性がある
アドバイザーはそれぞれ視点が異なるため、様々な意見に振り回されてどの意見を参考にすべきか混乱する可能性があるというのがデメリットです。

複数の転職エージェントを活用する11のコツ

ここでは、複数の転職エージェントを活用するコツについて見ていきます。
1:中小・特化型と大手・総合型の転職エージェントを併用する

特化型と総合型を併用することで、それぞれのデメリットをカバーできるでしょう。
2:メインでやりとりするエージェントを1社に絞って他は情報収集に利用する

そのため、登録する転職エージェントを1社に絞るのではなく、メインでやりとりするエージェントを1社に絞って、他のエージェントは情報収集に利用すると割り切るのがおすすめです。
3:メンターのようなアドバイザーを見つける
転職エージェントに複数登録していると、それぞれのアドバイザーから違った提案を受けることもあるため、混乱してしまうこともあります。そのようなときのために、メンターのようなアドバイザーを見つけましょう。
メンターは、転職の専門家である必要はなく、信頼できる友人や仕事上のつながりがある人などで構いません。

4:自分自身で情報の取捨選択を行うことも意識する

アドバイザー以外で身近に相談できる人がいない場合でも、何もかもアドバイザーの言った通りにするのではなく、自分がイニシアチブを握って情報の取捨選択を行うよう意識することが大切です。
5:ファーストコンタクトでの答え方を確認する
キャリアコンサルタントとのファーストコンタクトで転職時期はいつ頃を考えているか聞かれる場合がありますが、良いところがあればすぐにでも転職したいという意思を伝えましょう。

6:エージェントに登録後に連絡を入れる頻度を把握する

このとき、表示される登録者の順番は更新日やログイン日だと言われています。
そのため、エージェント登録後は、2週間に1回は連絡を入れるようにしましょう。
7:スキルや経歴は正直に記載する

スキルや経歴を偽って登録すると、アドバイザーが登録者に適した仕事を提案できなくなるだけでなく、虚偽の報告をする人物だと思われてしまい、限られた求人しか紹介してもらえなくなる可能性もあります。
8:担当コンサルタントの変更も視野に入れておく
そのため、担当のコンサルタントとの相性が悪かったり、知識に不満があったりする場合には担当コンサルタントの変更も視野に入れましょう。
担当コンサルタントの変更は大きな問題ではありません。

9:内定が出たら別の転職エージェントに相談
内定が出たら別の転職エージェントに相談してみましょう。別の転職エージェントに相談することで、より適した案件を見つけられたり、余裕を持って冷静な判断ができたりします。

10:コンサルタントが書いた推薦文を確認しておく
また、予め推薦文の内容を把握しておかないと、面接時に相違が生まれてしまう可能性もあるため、事前に推薦文を確認しておくことが必要でしょう。
11:マナーをわきまえ丁寧に対応する
転職エージェントのアドバイザーに対して横柄な態度を取るような人は、優良な求人を紹介してもらえないでしょう。
大手の転職エージェントであれば、1人のアドバイザーが100人程の応募者を担当することもあります。

転職エージェントを複数利用するときの5つの注意点
ここでは、転職エージェントを複数利用するときの5つの注意点について見ていきましょう。
1:複数のエージェントから同じ案件に応募しないこと

企業だけでなく担当のアドバイザーにも不信感を与えることになってしまい、場合によっては破談になってしまう可能性もあるでしょう。
2:複数利用していることを伝えること

複数利用していると伝えると、担当のアドバイザーは報酬を得るために求職者の転職を早く成功させようと思うため、他のエージェントより素早く対応してくれる可能性が高いです。
3:定期的に報告を行うこと
転職エージェントを複数利用する際は、定期的に報告を行うようにしましょう。
また、あまり連絡を入れないと転職に対する意欲が低いと思われたり、すでに転職が決まったと思われたりすることがあり、案件紹介の連絡が入らなくなる可能性もあります。

4:スケジュール管理を怠らないこと

転職エージェントを複数利用している場合、スケジュール管理を怠ると面接の日程が被ってしまうなどのトラブルになる可能性があります。
5:自己分析をしておくこと
特に自己分析がしっかりできていないのに闇雲に転職活動をしている場合は、様々な意見を聞くことで混乱しやすいです。

どうしても2社に絞り込みたいときのポイント
転職エージェントを複数利用する場合には4社以上がおすすめと解説しましたが、どうしても2社に絞り込みたいときには、大手の総合型エージェントと中小規模の特化型エージェントを併用するようにしましょう。
中小規模エージェントが持つメリットとは
中小規模の特化型エージェントは、特定の業界に特化した専門性の高い求人を扱っており、特定の業界に詳しい専門のアドバイザーが対応してくれるというメリットがあります。
大手転職エージェントが持つメリットとは
大手総合型転職エージェントは、業界や業種にこだわらず様々な求人を幅広く取り扱っているため、たくさんの求人の中から選べるというメリットがあります。
複数登録に活用できるおすすめの転職エージェント11選
ここからは複数登録に活用できるおすすめの転職エージェントを紹介していきます。
サービス名 | 総求人数 | エリア | 特徴 | 得意分野 |
---|---|---|---|---|
リクルートエージェント | 約300,000件 | 全国+海外 | 好条件転職、 幅広い層に対応 | IT/メーカー・営業/事務 |
doda | 約100,000件 | 全国+海外 | 求人紹介量の多さ | 幅広い業界・業種をカバー |
ワークポート | 約43,000件 | 全国+海外(ソウル) | 職種・エリアに特化した総合転職エージェント | ITやWeb系の求人に強い |
CAREERCARVER | 約73,800件 | 全国+海外 | ヘッドハンティング型の転職サイト | ハイクラスな求人 |
ビズリーチ | 約127,000件 | 全国+海外 | 高年収求人を多数掲載 | 管理職や専門職 |
マイナビエージェント | 約50,000件 | 全国 | 20代に信頼されている転職エージェント | 営業やIT・Web、⾦融など、幅広い業界に強い |
パソナキャリア | 50,000件以上 | 全国+海外 | 他社にはないマッチング力、サポート体制 | IT系や営業の求人 |
JACリクルートメント | 約25,000件 | 全国+海外 | キャリアコンサルタントの質が高い | ミドル・ハイクラスの求人 |
クリーデンス | 約1,000件 | 全国 | デザイナーから店舗スタッフまで幅広い職種で探せる | ファッション・アパレル業界 |
薬キャリエージェント | 約36,000件 | 全国 | 業界に精通したコンサルタントのサポート | 薬剤師専門 |
保育ひろば | ー | 全国 | 地域専属コンサルタントによるサポート | 保育士 |
1:リクルートエージェント

リクルートエージェントは、豊富な求人数を誇るエージェントです。
さらに、転職成功のための独自のサービスが充実しているという特徴もあります。

2:doda

dodaは、リクルートエージェントと並ぶ豊富な求人数が魅力のエージェントです。
さらに、各専門のスタッフがプロの視点でサポートしてくれるという特徴もあります。

3:ワークポート

ワークポートは、多くの可能性を追求できる専門性が高い転職エージェントです。
さらに、転職に役立つツールやサービスが豊富な特徴もあります。

4:CAREERCARVER

CAREERCARVERは、ハイクラスの求人に特化した転職エージェントです。
さらに、企業から直接スカウトされる可能性があるという特徴もあります。

5:ビズリーチ

ビズリーチは、高年収求人が豊富な転職エージェントです。
さらに、幅広い業界・業種の高年収求人が豊富な特徴もあります。

6:マイナビエージェント

マイナビエージェントは、豊富な求人から自分に適した仕事を見つけられる転職エージェントです。
さらに、転職サポートサービスの質が高いという特徴もあります。

7:パソナキャリア

パソナキャリアは、豊富な転職ノウハウを持つ転職エージェントです。
さらに、サポート体制が充実しているという特徴もあります。

8:JACリクルートメント

JACリクルートメントは、管理職や技術職・専門職に特化した転職エージェントです。
さらに、厳選した非公開求人が豊富な特徴もあります。

9:クリーデンス

クリーデンスは、アパレル・ファッション業界の求人に特化した転職エージェントです。
さらに、アパレル・ファッション業界出身のアドバイザーがトータルサポートしてくれるという特徴もあります。

10:薬キャリエージェント

薬キャリエージェントは、薬剤師専門の転職エージェントです。
さらに、求人情報の裏までしっかり調査してくれるという特徴もあります。

11:保育ひろば

保育ひろばは、保育士や幼稚園教諭の転職をサポートする転職エージェントです。
さらに、非公開の保育士求人が豊富な特徴もあります。

転職エージェントに何社登録しておくべきかを把握して上手に活用しよう
複数の転職エージェントを活用すると様々なメリットがある反面、たくさんのエージェントに登録しすぎると、多くの時間を取られてしまうなどのデメリットもあります。