ニート(無職)生活は楽しい?つらい?メリットとデメリットを解説

・ニートの生活は楽しいに決まっている、ズルい!
・ニートになりそうだけど、実際楽しいのかな?
・ニートのメリットとデメリットを知りたい

こんな疑問に答えます。

ニートになってみたい、もしくは現在ニートの方で「ニートは楽しいものなのか」と興味を持っている人は多いのではないでしょうか?

本記事では、「ニートの楽しいと思える点や、楽しくない点を実際の経験談」を元に解説していきます。

この記事を読むことで、ニートに対する実態を知り、あなたの考え方にも変化が現れるかもしれませんよ。

目次

ニートは楽しいと感じる瞬間【3つのメリット】

まずはニートが楽しいと感じる瞬間を、3つのメリットで解説していきます。

社会人の時にできなかった事を思う存分楽しめる

1点目は「社会人の時にできなかった事を思う存分楽しめる」という点です。

ニートが何よりも楽しいと思える瞬間は、社会人の時に我慢していた事を思う存分にできる瞬間でしょう。

責任のある社会人という立場から、責任が降りかからないニートという立場になることで、「次の日は仕事だから我慢するしかないな」と躊躇っていたことも気にせず楽しむことができます。

1日中ゲームをプレイしたり、アニメや漫画を読み漁ったり、数日かけて旅行に行ってみたりと、とにかく何をしてもニートなら次の日に影響がないため安心です。

この何も我慢せずに自由に楽しむことができる点が、ニート最大の魅力と言えるでしょう。

寝る時間も起きる時間も自由に決められる

2点目は「寝る時間も起きる時間も自由に決められる」という点です。

元々そうだったのか、ニートになったから変わったのかは、各々あるでしょうが、ニートは寝る時間も起きる時間も自由自在で何も縛られていません。

好きな時間までゲームやアニメや映画を見て満足したら寝る、目覚ましをセットせずに自然に目覚める、これだけでも幸せな感情が湧いてきます。

こんなにもゆったりとした時間を楽しめるのは、ニートだけの特権と言っても過言ではありません。

働かなくてもいいので、ストレスが溜まりにくい

3点目は「働かなくてもいいので、ストレスが溜まりにくい」という点です。

人が感じる多くのストレスは、会社が原因で起こることが多いでしょう。

  • 仕事がスムーズにできず、自己嫌悪に陥ってしまう
  • 通勤時間が長すぎて、無駄な事をしている気分になってしまう
  • 嫌いな上司や先輩との人間関係が辛すぎる

これらの悩みも、仕事に行かなくてもいいニートとは全くの無縁です。

会社が原因で起こる悩みが一切なくなるので、これはメリットだと言えるでしょう。

ニートが楽しくないと感じる瞬間【7つのデメリット】

ニート 辛い

ニートは楽しくない、辛くて仕方ないと思う瞬間を7つのデメリットで記載していきます。

何もできない日が続いて憂鬱な気持ちになる

1点目は「何もできない日が続いて憂鬱な気持ちになる」という点です。

ニートになって、あんな事やこんな事をやってみたいな~と考えている人でも、実際にニートになってみると何もできず1日を終えることが結構あります。

そして「もうちょっと時間が経ってからしようかな」「明日からやってみようかな」と言って、何もできない日が続いてしまう場合が多いのです。

そして今日も何もできなかったと自己嫌悪に陥って憂鬱な感情に飲まれてしまい、大きなストレスを感じます。

最初は楽しいものの、徐々に憂鬱な気分になってしまう点はデメリットだと言えるでしょう。

社会的な立場がなく強い劣等感を感じる

2点目は「社会的な立場がなく、強い劣等感を感じる」という点です。

仕事をしていないニートという存在は基本的に、世間から批判の対象として見られる事が多く、テレビでもインターネットでも多くの人が「ニート=悪い事」という意識があります。

そうなると無意識のうちに少しずつ劣等感を感じるようになってしまうのです。

特に今まで、それなりに勉強をして良い大学に入って、優秀だと思われてきた人は、その落差と自分自身へ向けられる様々なプレッシャーから、大きな自己嫌悪に陥ってしまいます。

自分の立場がなく、追いやられてしまう点はデメリットだと言えるでしょう。

将来への不安や悩みで精神的に辛くなる

3点目は「将来への不安や悩みで精神的に辛くなる」という点です。

会社をやめたり、学校を退学したりして、ニートになった直後は楽しいことも多くて、幸福感に満ちている瞬間が多いでしょう。

ニートである期間が長引いていくにつれて、「自分はこのままでいいのかな」「自分の未来が真っ暗で何も見えない」というような将来への不安を抱くようになります。

また、周りの友人や兄弟が自ら望む道へと進んでいる姿を見てしまうと、現状で立ち止まっている自分と比較してしまい、将来への不安がさらに大きくなっていきます。

徐々にネガティブな感情を抱いてしまい、さらなる悪循環を生み出してしまう可能性があることを覚えておきましょう。

意外にも暇な時間が多くて辛い

4点目は「外にも暇な時間が多くて辛い」という点です。[

最初は自由な時間が多くて楽しかったニート生活も、何ヶ月も続くと飽きてしまいます。

ずっと没頭できる何かがあるなら良いのですが、毎日何もすることがなくてボーッとしながら過ごすような生活は精神的に相当キツいです。

加えて外部からの印象も良くないので、あまり外に出れない点もデメリットだと言えるでしょう。

貯金が減っていく事に大きなストレスを感じる

5点目は「貯金が減っていく事に大きなストレスを感じる」という点です。

ニート生活は基本的にお金を稼ぐ方法もなく、貯金を切り崩して生活していく事になります。

実家で暮らしていてニートになった場合はともかく、1人暮らしをしていてニートになってしまうと、100万円の貯金でさえ1年程度しかもちません。

徐々に生活に焦り、ストレスが溜まっていくのでこれはデメリットだと言えるでしょう。

家族からは冷たい目で見られる

6点目は「家族からは冷たい目で見られる」という点です。

最初は大目に見てくれていた親でも、ニートの期間が長くなるにつれて「いつになったら仕事をするの?」「将来のこと、しっかり考えてる?」と色々な事を言われるようになります。

また、兄弟からも見下されたり、煙たがられたりすることもあるでしょう。

ニートであることにマイナス意識がない人なら、家族から冷たい目で見られてもある程度は大丈夫かもしれません。

しかし、自分自身でもニートはダメな事だと辛い思いをしている方にとってはデメリットになるかもしれません。

友達と会う機会が減って孤独な感情になる

7点目は「友達と会う機会が減って孤独な感情になる」という点です。

ニートになると、必然的に友人や知人と会う機会が減っていきます。

「実は今ニートなんだ」と打ち明けることで、友人がどんな反応をするのか想像するだけでも嫌で、友人と話すことができなくて、結果的に会うことが億劫になってしまうというパターンが多いです。

ニートという周りと少し違う存在になることで、大きな孤独感を味わってしまう点はデメリットになります。

ニートが楽しいという人と楽しめない人の違いは?

ニート 楽しい

実際にニートが楽しいのか楽しくないかのは、人それぞれの環境や性格に依存することが多く、「ニート最高!」という人もいれば、「ニート辛すぎる」という人もいます。

ここからはニートが楽しいと思える人と、ニートが楽しくないと思う人では、どんな違いがあるのかについて解説していきます。

あなたはニートを楽しめる側の人間なのか、そうでないのか確認してみましょう。

ニートを楽しめる人の特徴

実際にニートを楽しいと思える方には下記のような特徴があります。

お金の心配をしなくてもいい状態にある

ニート生活で大きなストレスとなるもの、それはお金の心配です。

生きていくためには多少のお金が必要になってくるもので、「会社員時代の貯金が沢山ある」「親を頼ることができる」という方はニートになっても快適に過ごすことができます。

また、趣味に関してもお金がかからない趣味であれば、思う存分楽しむことができます。

自由に使える時間があっても、お金のせいで行動を制限してしまっては意味がありませんからね。

1人でいることに大きなストレスを感じない

ニートは基本的に1人で過ごす機会が多いです。

実家で暮らしていれば、夕方になると親や兄弟が帰ってきますが、1人暮らしとなると何日もの間、誰にも会わないという可能性も十分あります。

友人と生活リズムが合わなかったり、ニートを良く思わない友人ばかりという理由から、友人とも会えないという場合も多いです。

そのため、1人で過ごすことに大きなストレスを感じる方はニート生活を楽しく過ごすことはできません。

1人でも楽しく過ごせる方にとっては、楽しいニート生活を送ることができるでしょう。

熱中している事があり、時間を忘れて没頭できる

何か熱中している事があり、気が付いたら何時間も経っているという事が多い、という方にとってニートは天国のような環境でしょう。

ニートは基本的に自由に時間を使うことができるため、作詞作曲、絵を描く、筋トレをする、などの生産的な趣味を極めることにも適しています。

趣味が多い人ほど、楽しいニート生活を送ることが可能です。

熱中している事で、お金を稼げる可能性がある

熱中している事でお金を稼げる可能性があるという方は、さらにニートを楽しむことができるでしょう。

世間からはニートという存在は批判される対象ですが、自由に使える時間をフルに活用して、好きな事で稼げるようになれば、不思議なことに尊敬までされるようになります。

もし熱中していることがあるのならば、それでお金を稼ぐ方法はないのか模索してみるといいでしょう。

ニートである自分を、ある程度許容してあげられる

ニートである自分を許容できるかがニートを楽しむ上で1番必要になってくる要素です。

ニートになった経緯はともあれ、ニートという存在になっている自分自身をある程度許容してあげることができなければ、精神的に辛い思いをしてしまいます。

「今は休憩中だから」「準備をしているから」と少し肯定してあげることができれば、ニートになっても楽しむことができるでしょう。

ニートを楽しめない人の特徴

ニートを楽しめない方には下記のような特徴があります。

社会的な立場を失うのが怖い人

ニートになると社会的な立場を失い、社会からの風当たりは強くなります。

社会的な立場を失って世間から批判されることが大したダメージにはならないという方でも、金融機関からの評価が悪くなってしまうという点には目が瞑れないでしょう。

家を借りて1人暮らしをしたい、好きなものを買うためにローンを組む、便利なクレジットカードを作りたい、これら全て基本的に審査が必要になります。

もし将来的に審査が必要になるような事をしたいという方は、なるべくニートにならない方がいいでしょう。

友人との関係を一時的にも切れない人

友人との関係を一時的であっても切りたくないという方は、ニートを楽しむことはできないでしょう。

ニートになるとお金のや世間体の問題から、友人と会う機会が激減するので、「友人と過ごしていないと生きていけない」という方にとってニートは地獄と言えます。

友人との関係を一時的にも切れない人は要注意です。

熱中している事や趣味がない

熱中している事や趣味が無いという人にとって、ニートは苦痛でしかないでしょう。

「ボーッとしながら横になっていただけで1日が終わってしまった」という日が続いてしまうと、メンタルが強い人ですら自己嫌悪に陥ってしまいます。

そのため、熱中している事がない方や、趣味がない方はニートを楽しめない可能性が高いです。

働くことが好きな人

働いて感じるストレスよりも、働くことで得られる幸福感の方が大きいという方にとって、ニートは楽しいものではありません。

「人と連携して何かを成し遂げたい」「職場の人と仲が良くて楽しい」「忙しい状態が実は心地良い」このような方にとって、ニートはただの苦痛と言えるでしょう。

貯金が少なく最低限の生活ができなくなる人

元々あまり貯金をしていなくて、ニートになったら必要最低限の生活すらできなくなる方は、ニートになっても苦しい思いをするでしょう。

実家に住んでいて、一時的に親が養ってくれる方であれば、貯金の心配は多少しなくてもいいですが、1人暮らしで貯金がない方のニートは要注意です。

生きるために多少のお金が必要になるので、家賃や光熱費や水道代はもちろんの事、国民年金や国民健康保険の事も考えなければなりません。

ある程度の貯金が無い方は、ニートになっても日々ストレスが増していく状態になる可能性が高いです。

ニートは最高だが期間限定がおすすめ

ここまでニートのメリットやデメリット、楽しめる人について触れてきましたが、結論長くは続かないことが想定されるので、期間限定で無職生活するのがおすすめです。

僕自身も過去ニートの経験があるのですが、長く続くほど精神的にも金銭的にも辛くなっていくので、実は夏休みくらいの1~2ヶ月でかなりリフレッシュできます。

ニート生活を計画的に作りつつ、就職の準備をしていくのが賢い方法だと言えるでしょう。

ちなみに職歴なしのニートでも、結論就職することは容易です。

ハローワーク経由だと質の低い求人で就職に苦労しますが、ニートやフリーターの専門エージェントを活用することで早くて1ヶ月かからず内定を取ることができます。

こちらの記事では、ニート・無職の仕事探しで実践した手法についてご紹介しています。

またこちらでは、職歴なしの就職でおすすめの就職エージェント6社をご紹介しています。

上記の記事を参考にしつつ、計画的にニートするのが良いですね。

まとめ

ニート(無職)生活が楽しいのか?という記事の内容については以上になります。

基本的にメリットやデメリットはありますが、最もメリットの部分の恩恵を受けたいのであれば短期間のニート生活を計画的に作る方法が最も有効です。

  • 仕事を辞めて失業保険を貰いながら数ヶ月休んで、就職準備をする
  • 数ヶ月ニートを満喫しながら就職準備をする

こんな感じで大丈夫です。空白期間が数ヶ月あったとしても、結論そんな問題にはなりません。

人生長く休める場面はあまりないので、是非狙ってみて下さいね。

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この記事を書いた人

転職を通じて「ゆとりある働き方」をすべての方ができるように、私たちはそのお手伝いができれば幸いと思っています。間違いのない転職をする上で、知っておかないと損をする知識・情報をお伝えます。

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