現在、ニートである人の中には、そろそろニートを脱出しようと考えている人も多いのではないでしょうか。
社会復帰をするとなると就職のイメージがありますが、いきなり就職するのは簡単ではありません。本記事では、ニートが社会復帰する時の選択肢となるバイトについて解説します。
なぜニートにバイトが向いているのか、さらには、おすすめのバイトなどについても解説しているので、是非参考にしてみて下さい。
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ニートを続けるべきではない理由
まずは、ニートを続けているとどうなるのか解説します。
ニートは長く続けるべきではない、となんとなくは分かっているかもしれませんが、どういったリスクがあるのか整理しておきましょう。
自立できない
ニートの中には、両親のサポートを受けながら生活している人が少なくありません。
何もしなくても援助して貰える状況にあるため、ニートが快適に感じるかもしれませんが、これでは中々自立することができません。
両親がいなくなった時に1人で生きていくことが難しくなるでしょう。
将来経済的に困窮する恐れ
両親のサポートのもと生活を送っている場合、両親の収入が減る、もしくはなくなってしまうと経済的に困窮してしまいます。
今はまだ会社に勤めている両親もいつか退職し年金暮らしになる時がきます。その時に子供の分まで生活費をカバーするのは非常に大変です。
また両親が亡くなってしまうと資金的な援助が一切なくなってしまいます。そうなると生きていくためのお金を工面するのに苦労することになるでしょう。
社会的な信用が得られない
ニートは働いていない、ということもあり社会的な信用は低いと言えます。
ニート期間が長くなると、社会的な信用を取り戻すのもどんどん難しくなってしまうので注意が必要です。
就職するチャンスがどんどんなくなる
ニートとして年齢を重ねていくと、就職のチャンスがどんどん少なくなっていきます。
企業にもよりますが、新卒以外や第二新卒といった比較的若い人の採用以外は基本的に即戦力になるかどうかという点やそれまでの経験などが考慮されます。
ニート期間が長いと仕事の経験やスキルが身につかないため、採用して貰える可能性が低くなってしまうのです。
ニートを脱出するにはまずアルバイトから
ニートであることに危機感を感じている人も少なくないでしょう。
しかしだからといっていきなり就職活動をしてフルタイムで働くことは決して簡単ではありません。そこでおすすめしたいのがバイトです。
ここでは、バイトをおすすめする理由について解説します。
バイトをおすすめする理由
ニートにバイトをおすすめするのは、いくつかの理由があります。それぞれについて確認していきましょう。
フルタイムではない
正社員の場合、週5日8時間のフルタイム勤務となります。
しかしニートからいきなりフルタイムになるのは体力的にも精神的にも大きな負担がかかりますが、バイトであれば週3日や1日5時間など勤務時間を決めることが可能です。
無理のない範囲で働き始められるので、ニートの期間が長かった人でも対応しやすいでしょう。
責任は比較的軽め
アルバイトの場合、正社員と比べて仕事に対する責任は比較的軽いと言えます。
仕事をする際に手を抜いていいという訳ではありませんが、ミスをしても会社に対して大きな損害を与えることは基本的にないので、緊張せずに働くことができるでしょう。
またミスをしたとしても、社員の人がカバーしてくれるはずです。
簡単な作業の仕事もある
アルバイトにもよりますが、作業内容が簡単なものも少なくありません。ルーティーンの作業であれば、やり方さえ覚えれば難なくこなすことができるようになるでしょう。
「ルーティーンワークで仕事をしたと言えるのか?」と思う人もいるかもしれませんが、出勤して自分に与えられた仕事をこなし、給料を貰う経験はニートにとって非常に重要です。
お金を稼いだという事実がモチベーションになれば、もう少し仕事内容が複雑なアルバイトをすればいいのです。
バイトから正社員になれる可能性もある
飲食店やコンビニなどバイトとして採用された人が、経験を積み社員登用されることは珍しくありません。
アルバイトから正社員であれば、仕事の内容自体は大きく変わりませんし、職場もそのままなので、人間関係などもそのまま維持できます。
将来的には正社員を目指したいものの「いきなりはちょっと怖い」という人はアルバイトから始めてみるのがいいでしょう。
クラウドソーシングなら面接もなし
ここまでは、アルバイトをおすすめする理由を紹介しましたが、アルバイト以外の選択肢としては、クラウドソーシングが挙げられます。
クラウドソーシングとは仕事の受注社と発注者が利用できるプラットフォームのようなもので、プログラミングや動画編集、デザイン、ライティングなど様々な仕事を取り扱っているのが特徴です。
クラウドソーシングは基本的にオンライン場で仕事の受注から納品、報酬確定まで行われるため、自宅で仕事ができます。
面接などは基本的に行わないので、コミュニケーションを取るのが苦手な人でも働きやすいと言えるでしょう。
ニートがアルバイトを選ぶ時の4つのポイント
ここでは、ニートが実際にバイトを選ぶ時におさえておきたいポイントについて解説します。
シフトが比較的自由なバイトを選ぶ
バイトを選ぶ際は、シフトが比較的自由なものを選ぶようにしましょう。
先述の通り、ニートにとってフルタイム勤務は非常にハードルの高いものです。フルタイムでなくても、1週間に働く時間が多くなるとその分心身の負担が増えてしまうでしょう。
そのため、バイトを始める当初はシフトを少なめに組むべきだと言えます。そうなると、シフトに融通が効きやすいバイト、シフトに入る回数が少なめでもOKなバイトなどを選ぶ必要があります。
どのくらいの時間働けるかは、人によって異なるため、自分にとってどのくらいの時間なら働けそうか考えてみて下さい。
通勤しやすいバイトを選ぶ
いくら魅力的なバイトであっても、行き帰りだけで何時間もかかるようなものだと続けるのが難しくなります。
最初の内は頑張ろうとするかもしれませんが、だんだんと面倒に感じるようになり、最終的にはバイトを辞めるといったことになりかねません。
そのため、バイトをする際は自宅から通いやすいものを選ぶようにしましょう。
短時間勤務のバイトを選ぶ
ニートにとって1日何時間も働くことは恐怖に感じるかもしれません。
そのため、1日数時間程度で終われる短時間勤務のバイトを選ぶのもおすすめです。8時間勤務は頑張れなくても、3時間だけであれば頑張れる人もいるでしょう。
短時間に慣れてきたら少しずつ勤務時間を伸ばしてみて下さい。
研修制度をチェックする
バイトによっては、研修期間をしっかりと設けるものもあれば、OJTのような形で実践を通して学んでいく形もあります。
しっかりと学んだ上で仕事をしたい、という場合は研修制度についても確認しておくようにしましょう。
ニートにおすすめの4つのアルバイト
ここでは、ニートにおすすめのバイトを4つ紹介します。
作業内容がシンプルなものや、最低限のコミュニケーションを取れれば良いものなど取り上げているので、是非参考にしてみて下さい。
データ入力
データ入力は、パソコンを使ってその名の通り決められた場所にデータを入力していく仕事です。
エクセルやワードを使用するケースが多いため、これらのツールを扱える必要こそありますが、高度なスキルなどは求められないので初心者でもやりやすいバイトだと言えます。
またコミュニケーションも必要以上に発生しないので、仕事がしやすいはずです。
警備
警備の仕事は未経験者でも採用しているケースが少なくないため、ニートにもチャンスが十分にあると言えます。
警備と一言で言っても、商業ビルの警備や催事の警備などその種類は様々なので、自分にあったものを選ぶことができます。
ただし、体力は必要な仕事であるため、バイトをするにあたっては運動するなどして体力をつけておくようにしましょう。
清掃
清掃のバイトはビルなどの決められた施設の掃除を行います。
作業は1人もしくは少人数で行うため、コミュニケーションも最低限でOKです。ルーティーンワークとなるため、慣れてくればスムーズに仕事を行うことができるでしょう。
特に几帳面な人や綺麗好きな人に向いているバイトです。
工場
工場のバイトは、食品や機械の検品作業、加工作業など比較的単純な作業が多いのが特徴です。
またコミュニケーションも業務に必要な分しか行わないため、働きやすいと言えるでしょう。
工場によっては深夜に働けるケースもあるので、夜型生活をしている人でもバイトを始めやすいですよ。
まとめ
今回はニートとバイトの関係について解説しました。
その他ハローワークの職業訓練を受講することで、お金を貰いながらスキルを身につける選択肢もあります。
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