転職活動中にさまざまな理由により、中断せざるを得ないことがあるでしょう。そのような時の対処法や中断する時に気になる質問など、パターン別で紹介しています。
ぜひ参考にしてみてください。
Contents
転職エージェントの利用を途中で断ることはできる?
転職エージェントの利用を途中で断ることは可能です。
「身内から紹介された転職先を選ぶ」「転職エージェントから紹介された企業と比較して、やはり今の職場が良いから転職しない」と判断することもあります。
また、転職エージェントを利用したからといって、必ず転職できるというわけでもありません。こちら側が望むような求人先を紹介されない、担当者と相性が合わないということもあります。

転職エージェントの断り方とは?
転職エージェントに対しての断り方は、電話とメールの2通りがあります。
ただし、再度転職エージェントを利用する可能性を考えたら、エージェント側との関係性を円満にしておくことは必要です。電話であれば誠意が伝わりやすいため、場合によっては電話を選択したほうが良いこともあります。

転職エージェントを断りたくなる9つのタイミングと例文

ここからは、転職エージェントを断りたくなるタイミング9つと、上手な断り方の例文を紹介します。その時の理由に合わせて、文面はアレンジしましょう。
1:面談設定後の断り方
担当者と面談設定した後、面談をキャンセルする場合の断り方です。

お世話になっております。〇〇と申します。先日は、お時間を取っていただきありがとうございました。
誠に恐縮ですが、諸般の事情により、転職活動を一旦休止することを決めましたので、面談をキャンセルさせていただきたくご連絡差し上げました。せっかく面談日程をご調整いただいたにもかかわらず、こちら側の都合で大変申し訳ありません。
また転職活動を再開する機会がございましたら、何卒宜しくお願いいたします。
2:面談後にサービス利用を断る方法
転職エージェントとの面談後に、サービス利用を断る場合の断り方です。

お世話になっております。先日面談をさせていただきました、〇〇と申します。●●様には、貴重なアドバイスをいただきまして、大変感謝しております。
現在、複数の転職エージェント様と面談させていただいております。十分に検討した結果、誠に恐縮ですが、今回は他のエージェント様にご協力いただくことに決めました。面談後でありながらも、このような結果となり大変申し訳ありません。宜しくお願いいたします。
3:転職エージェントから紹介された求人の断り方

ここでは、現職を続けることを理由に断る場合の例文を挙げます。
お世話になっております、〇〇です。先日は求人を紹介してくださり、ありがとうございます。いただいた求人と現職を比較した結果、今の社内で別の働き方を模索してもいいのではないかと考えるようになりました。
お手数をおかけして大変申し訳ないのですが、サービスの利用を中止したいと思います。何卒宜しくお願いいたします。
4:選考途中の断り方
選考途中で自分自身の考えが変わることや、担当者の半ば強引な応募によって、断らざるを得ないということがあります。この場合は、無理に選考を進めず、求人に対して向かう意思がないことを担当者に素直に伝えます。
この場合は、誠意を持って対応する必要があります。タイミングによっては電話のほうが望ましい場合があります。

お世話になっております、〇〇です。誠に恐縮なのですが、現在、面接調整をしていただいているA社様の応募を辞退したく、ご連絡いたしました。
A社様については、●●の観点で私の希望する方向性とは少し違うと感じたため、今回は、大変恐縮ながら辞退させていただきたいと思います。応募後ということもあり、企業様にも多大なるご迷惑をおかけしてしまい、大変申し訳ございません。
5:求人紹介をストップさせるための断り方
転職エージェントはこちら側の希望に沿った案件を常に探してくれています。それに対して、求人紹介そのものを止めてもらう断り方です。

お世話になっております。◯◯です。親身になってサポートしていただいている中大変申し訳ありませんが、求人紹介を一時止めていただきたいです。私事で恐縮ですが、このまま転職活動を進めていいのか迷いがあることから、一度活動そのものを休止しようと決めたためです。
転職活動を再開する際には改めてご連絡差し上げますので、その時はまたご支援くださいますよう何卒宜しくお願いいたします。
6:設定済みの面接の断り方
予定の決まっている面接の断り方です。面接を断る理由としては、「他企業へ入社することにした」「希望する企業ではなかった」「転職活動を休止する」などが挙げられます。
ここでは、自分の希望する企業ではなかったことを理由に断る場合の例文を挙げます。
お世話になっております。〇〇です。◯月◯日が面接日予定のA社様についてですが、誠に恐縮ながら面接を辞退させていただきたく、ご連絡を差し上げました。
今後の転職やA社様についてよく考えた結果、A社様では、転職において自分が期待することを叶えることができないと判断したためです。働き方や勤務条件等なども含め、A社様に転職することは自分の希望ではないと考えまして、辞退させていただくことに至りました。
日程調整をしてもらったにもかかわらず大変失礼なこととは思いますが、どうしてもA社様に入社するという前向きな気持ちが持てませんので、面接をご辞退させていただけますでしょうか。

7:内定を獲得後の断り方
内定を断る場合というのは、「他社で内定が出てそちらを選ぶ」「内定は得られたが入社する気になれなかった」などが挙げられます。

ここでは、他社からの内定を受けるために断る場合のメール文例を挙げます。
お世話になっております。◯◯です。評価していただいている中で大変恐縮ではございますが、先日A社様からいただきました内定を辞退させていただきたく、ご連絡差し上げました。
他の転職エージェント様経由で応募していたB社様から内定をいただきまして、様々な観点から考え、B社様に入社を決めたためでございます。
A社の皆様には今回の件について、お詫びと感謝の旨をお伝えいただけると幸いです。また、●●様にはここまで転職のサポートをしていただき、深く感謝しております。大変恐縮ですが、今回は内定を辞退させていただきたいと思います。宜しくお願いいたします。
8:サービスの利用をやめる時の断り方
転職エージェントサービスを退会する場合の断り方です。ここでは、転職活動を休止することから退会する場合のメール文面例を挙げます。
お世話になっております。〇〇です。いつも親身にサポートしてくださって、ありがとうございます。諸事情から転職活動を休止することとなりまして、大変恐縮ですが、退会させていただきたく、ご連絡を差し上げました。
転職活動を再開することがありましたら、その際はまたご支援の程宜しくお願いいたします。ここまでサポートしていただき、本当にありがとうございました。

9:担当者を変更したい時の断り方
「どうしても担当者と合わない」と感じて、担当者を変更したい時の断り方です。

エージェントによって異なりますが、電話やメール、Webの場合は、マイページに「担当変更申請する」というようなボタンがある場合もあります。ここでは、担当者と相性が合わない場合の断り方のメール文面例を挙げます。
いつもお世話になっております。転職支援をお願いしております〇〇と申します。
担当者の●●様は、とても親身に相談に乗ってくださるので感謝しております。ですが、初めての転職活動ということで不安も大きく、もう少し情報量が欲しいというのが正直な気持ちです。
もし可能であれば、△△業界についての情報に詳しいアドバイザーの方と、お話させていただくことはできますでしょうか。お忙しいところ誠に恐縮ですが、ご対応のほど宜しくお願いいたします。
簡単にできることではありますが、転職エージェント側がクレームと判断してしまったり、新しい担当者が委縮してしまい、サポート内容に響いたりする場合もあります。
転職エージェントの利用を断る際にある5つの質問
転職エージェントの利用を断る場合に、気になることがいくつかで出てくるでしょう。断って良いタイミングや個人情報のことなど、さらに知っておきたいことを5つにわけて紹介します。
1:退会後の個人情報はどうなるのか
転職エージェントに登録した情報は、退会しても個別に削除依頼を行わなければ、転職エージェント側に個人情報として残ります。そのため、退会後も、転職エージェントや転職関連サービスからの案内が大量に届くことがあるでしょう。
これを避けたい場合は、退会時に個人情報の削除を依頼する必要があります。

2:選考中でも断ることはできるのか
選考中でも、選考を断ることは可能です。その先に進む気がないまま選考を希望し続けることのほうが、先方にとっては迷惑を被ります。
3:転職エージェントの担当変更はできるものなのか
転職エージェントの担当者とどうしても相性が合わないという場合、担当変更を申し出ることは可能です。メールや電話、Webサイトを利用して、担当変更が依頼できます。

4:他の転職エージェントを利用しても良いのか
転職エージェントが自分に合わないと判断して退会した後、別の転職エージェントを利用することは可能です。また、転職エージェントを複数掛け持ちすることも可能です。

5:転職エージェントの利用を一時的に休止したい場合どうするべきか
転職エージェントを退会するわけでなく、一時的に転職活動を休止する場合は、メールやWebサイトにてその旨を伝えます。
再開する場合も、同じような手順を踏みます。
おすすめの転職エージェント6選
価値観やライフスタイルが多様化したことで、企業と求職者双方のニーズも様々になりました。

そのような声をしっかりと聴いてくれるおすすめ転職エージェントを6つご紹介します。
サービス名 | 総求人数 | エリア | 特徴 | 得意分野 |
---|---|---|---|---|
マイナビエージェント | 約50,000件 | 全国 | 20代に信頼されている転職エージェント | 幅広い業界に強い |
リクルートエージェント | 約300,000件 | 全国+海外 | 好条件転職、 幅広い層に対応 | IT/メーカー・営業/事務 |
doda | 100,000件 | 全国+海外 | 求人紹介量の多さ | 幅広い業界をカバーしている |
ビズリーチ | 127,000件 | 全国+海外 | 高年収求人を多数掲載 | 管理職や専門職 |
パソナキャリア | 50,000件以上 | 全国+海外 | 他社にはないマッチング力、サポート体制 | ソフトウェア、通信系を始めとした幅広い業界 |
キャリアカバー | 73,800件 | 全国+海外 | ヘッドハンティング型の転職サイト | ハイクラス |
1:マイナビエージェント

マイナビエージェントは、20代から30代の転職に強い無料の転職エージェントです。

2:リクルートエージェント

リクルートエージェントは、新卒採用情報サイト「リクナビ」や転職サイト「リクナビNEXT」などを運営する株式会社リクルートの人材紹介サービスです。

3:doda

dodaは、パーソルキャリア株式会社が運営する、転職エージェントです。
さらに、dodaサイトの読み物コンテンツ(転職応援コンテンツ)は、キャリアアドバイザーが監修しているため、転職に関する豊富な情報やノウハウが得られるといった特徴もあります。

4:ビズリーチ

ビズリーチは、株式会社Visionalが運営する、30代や40代から支持されるハイクラス転職サイトです。

5:パソナキャリア
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パソナキャリアは、株式会社パソナが運営する人材紹介サービスです。
さらに、女性の転職に特化したサービスを提供する専門チームも発足され、女性に合わせたキャリア支援もしてるといった特徴もあります。

6:キャリアカーバー

キャリアカーバーは、、株式会社リクルートが運営する、ハイクラス転職を支援するエグゼクティブ向けヘッドハンティングサービスの会員制転職サイトです。
さらに、プロフィールから、相談したいヘッドハンターを検索でき、かかりつけヘッドハンターを選ぶことも可能といった特徴もあります。

転職エージェントの断り方を理解しよう
転職エージェントは企業と契約して採用活動を代行しています。
転職エージェントの利用中止を決めたら、どのような理由でも、できるだけ早く転職エージェントに連絡します。
