職業訓練のプログラミングコースの訓練内容は?選び方や注意点も解説

・職業訓練校でプログラミングを学びたい
・職業訓練校には具体的にどのようなコースがあるのか知りたい
・プログラミングではどのような言語を学べるのか知りたい

こんな疑問に答えます。

職業訓練でプログラミングを学びたいと感じているものの、「どのコースや言語を選べば良いか分からない」と感じている人は多いのではないでしょうか?

本記事では「職業訓練のプログラミングコースの訓練内容から、選び方・注意点」について解説します。

この記事を読むことで、あなたの次の行動を明確化することができますよ。

>>プログラミングの副業はこちらにて解説しています。

職業訓練のプログラミングコースの他にも転職を検討中の方に、転職サイトおすすめ記事にて紹介してるのでこちらもチェックしてみてくださいね。転職サイトは、あなたの希望に合った転職先が見つけやすく転職エージェント含めまとめています。

目次

職業訓練のプログラミングコースの訓練内容

職業訓練のプログラミングコースの訓練内容は以下の通りです。

  • 実技:システムの設計・開発・テストの例題別にプログラミングを習得する。コース内の90%ほどの時間をかける。
  • 学科:履歴書の書き方などの就職支援や、学習するプログラミング言語の概要や全体像を習得する。コース内の10%ほどの時間をかける。

基本的に職業訓練のプログラミングコースの実施期間は、3か月~6か月ほど実施するものが大半ですが一部12カ月~24カ月実施するコースもあります。

また失業保険を受給している場合、条件を満たすことで延長で給付できる場合があるので確認しておきましょう。

こちらの記事では失業保険と職業訓練について、失業保険をもらいながら訓練を受ける方法をまとめてあります。

加えて職業訓練を受けることで支給される給付金もあるので、こちらも確認必須です。

職業訓練受講給付金制度と支給条件や資格について解説しています。

職業訓練のプログラミングコースのレベル

職業訓練のプログラミングコースのレベルはそれほど高くないと言えます。

なぜなら、職業訓練のプログラミングのコースは「完全に未経験の人がエンジニアのスタート地点に立つ」ことを目指して作られているからです。

具体的に、職業訓練のコースでは「それほど難易度が高くない内容」を時間をかけて学習するとツイートされている方がいます。

しかし「コースがゆっくり進む=プログラミングの難易度が低い」ということではないので注意が必要です。

なぜなら、受講者が「パソコンを触った経験がほとんどない」「プログラミングをしたことがない」などの場合、プログラミングの難易度は大きく上がるからです。

具体的に、以下のように「職業訓練で初めてプログラミングを学ぶ人」には難しく感じるケースがあります。

職業訓練で初めてプログラミングを学んでいたときの話。講師が「このレベルがわからないなら、プログラマにならないほうが幸せです」とよく言ってました。当時は何故、できない人のモチベーションを下げることを言うのか不思議でした。プログラマになってから、それが「優しさ」だったと気付きました。

引用元:X(旧Twitter)

職業訓練のプログラミングのコースのレベルは、エンジニアの視点から見ると低いですが、自分がプログラミング初心者である場合には高いと言えます。

職業訓練のプログラミングコースの種類

職業訓練のプログラミングコースの種類は下記の通りです。

職業訓練のプログラミングコースの種類

(参考:「TOKYOはたらくネット」)

上記の画像は今年東京で募集予定の職業訓練一覧ですが、枠で囲まれている部分がweb系の職業訓練となります。

訓練の種類を見て「自分がどのような言語を学びたいのか」「適した訓練があるのか」をしっかり確認しておきましょう。

職業訓練でプログラミングのコースを選ぶ時のコツ

職業訓練の種類について理解したところで、次に職業訓練のプログラミングコースを選ぶ時のコツについて解説します。

職業訓練を受ける目的から考える

職業訓練でプログラミングのコースを選ぶ時には、自分が目的とする職業で使うスキルが身に付くコースを選ぶことをおすすめします。

なぜなら自分がなりたい職業で使わない言語の訓練をして就職すると、働き始めてから「やっぱりあの職業がよかった」と思うことも少なくないからです。

具体的に、「webページの開発がしたい」と考えている人が「Java・Cプログラミング科」で訓練をしても、Web制作会社には就職できないので注意が必要です。

職業訓練のプログラミングのコースを選ぶ時には、やりたいことと必要なスキルがマッチするように気をつけましょう。

職業訓練の時期から考える

職業訓練でプログラミングのコースを選ぶ際には、時期的に自分がそのコースを受けられるかを確認することも重要です。

なぜなら、職業訓練のプログラミングコースの募集は常に出ているわけではないからです。

具体的に、3月末に退職した方で7月から失業手当を受け取る場合には、4月~9月に受講できるコースを探す必要があります。

ハローワークインターネットサービスから、職業訓練のコースを地域や募集期間で絞って検索できるので、募集が締め切りになる前に早めに探し始めましょう。

人気の高い言語から考える

職業訓練でプログラミングのコースを選ぶ際には、人気の高い言語から選ぶこともおすすめです。

なぜなら、人気が高い言語は応募できる求人が多い傾向があるからです。

具体的に、人気が急上昇して2020年に人気2位になった言語Pythonを使いたい人であれば「AI・IoT科」を選ぶ、という選択ができます。

プログラミングの言語ランキングから、どの言語が人気なのか確認し、コースを選ぶときの参考にしましょう。

職業訓練のプログラミングコースで取得できる資格

職業訓練のプログラミングコースで資格を取得するかどうかは任意です。

なぜなら、職業訓練では実技を中心とした学習が9割で、資格の取得のための学習時間は含まれていないからです。

例えば先ほど人気が上昇していると解説した「Python」やAI関連の言語では、下記のような資格があります。

  • G(ジェネラリスト)検定
  • E(エンジニア)資格
  • Python3エンジニア認定基礎試験
  • Python3エンジニア認定データ分析試験
自分が勉強する言語にどのような資格があるのか、是非確認してみて下さいね。

職業訓練のプログラミングコースを受けた後の就職先

職業訓練のプログラミングコースを受けた後の就職先は、訓練内容によって異なります。

訓練によって異なりますが、就職先は大体下記の会社です。
  • Sier
  • ソフトウェア開発会社
  • web制作会社
  • インターネット関連会社
  • ソフトウェア開発会社
  • メーカー

職業訓練でプログラミングを学ぶ際の注意点

次に職業訓練でプログラミングを学ぶ際の注意点について解説します。

必ず希望の職業訓練を受講できる訳ではない

職業訓練でプログラミングを学ぶ際には、必ずしも希望の職業訓練を受講できる訳ではないことに注意しましょう。

なぜなら、自分の状況と職業訓練のコースが以下のように「合わない」可能性があるからです。

  • 募集時期と自分が受講できる時期が合わない
  • 募集が定員になっている
  • 場所と自分が住んでいるエリアが合わない

具体的には、自分の状況に応じて選べるプログラミングのコースの中から「本当はそれほど興味はないんだけれど…」と言うものを選ぶ方も少なくないです。

しかしプログラミングのコースを「仕方ない」と言う理由で選ぶことは非常に勿体ないです。

後に「職業訓練以外でプログラミングを学ぶ方法」についても解説するので、希望のものがない場合はそちらを検討すると良いでしょう。

職業訓練の遅刻や欠席は基本的にNG

職業訓練でプログラミングを学ぶ際には、遅刻や欠席は基本的にNGです。なぜなら、職業訓練に通う際にもらえる以下の手当てが貰えなくなるからです。

  • 基本手当…失業保険の受給者証に書いてある基本日額
  • 通所手当…訓練がはじまる日に申請する交通費
  • 受講手当…1日500円(最大で40日分)
  • 寄宿手当…宿泊が必要な訓練において1か月10,700円

こちらの記事では職業訓練の交通費について、交通費の給付の有無などをまとめてあります。

具体的には以下の基準を超える遅刻をすると手当が支給されなくなるため、なるべく遅刻や欠席はしないように気をつけましょう。

手当がなくなる条件
  • 半日以上遅刻し、やむを得ない理由がない場合
  • 半日以上遅刻し、理由がケガや病気、その他やむを得ない理由で、証明書がない場合

必ずIT企業に就職できる訳では無い

職業訓練のプログラミングのコースを終えても、必ずIT企業に就職できる訳では無いことに注意しましょう。理由は以下の通りです。

  • 職業訓練のプログラミングのコースは短期間で広く学習するため挫折する人が多い
  • 集中的に学習して「スタート地点」に立てた状態であり、仕事での実績がないので中途入社が難しい

公共職業訓練と求職者支援訓練の実施状況によると、職業訓練の情報系のコースを終えた方のうち69.9%が就職していますが、残りの30.1%の方は就職していません。

また、就職できた69.9%の人が、必ずしもIT系の職種に正社員で就職できている訳ではないことにも注意しましょう。

なぜなら職業訓練校での「就職」は、「職業訓練が終わって3ヶ月以内に雇用保険に加入した状態」に過ぎないからです。

具体的に、雇用保険は「31日以上の雇用見込みがあり、週20時間以上働いている人が対象」なので、就職先にはパート、アルバイトや派遣社員も含まれています。

このように、職業訓練のプログラミングのコースを終えたとしてもIT系の企業に正社員として入社できるとは限らないことに注意しましょう。

職業訓練以外にプログラミングを学ぶ方法

職業訓練でプログラミングを学ぶ際の注意点について解説したので、最後に職業訓練以外にプログラミングを学ぶ方法について解説します。

プログラミングスクールに通う

もしあなたが早くエンジニアになりたいのなら、職業訓練よりもおすすめなのがプログラミングスクールです。

なぜなら、プログラミングスクールは職業訓練ではあまりサポートしてもらえない以下のサポートが充実しているからです。

  • 現場で使えるスキルが身に付くカリキュラム
  • 元エンジニアによる指導
  • 就職活動サポート

具体的に、おすすめのプログラミングスクールはTechAcademyです。

TechAcademyはプログラミングスクールであればトップクラスの充実度を誇るスクールで、料金も競合他社と比較しても最も安いです。

本気でエンジニアになりたいと感じている人は、身銭を切ってでもスクールに通ったほうが将来への切符を手にすることができますよ。

独学でプログラミングを勉強する

職業訓練のプログラミングコース以外では、独学でプログラミングを勉強して就職する方法もあります。

なぜなら、自分で独学して調査できる能力も、エンジニアとして働き始めるまでには全員が身に着ける必要があるからです。

Progateドットインストールを利用すれば、月1000円程度でプログラミングの基礎を自主学習することができます。

簡単な勉強から始めたい人は、まず独学で始めることからスタートすると良いでしょう。

転職サイト・エージェントに登録する

職業訓練で適切なプログラミングコースがない場合は、未経験OKの職場に転職する方法もあります。

転職サイトや転職エージェントは企業側が高い広告費をかけて求人を掲載しているので、募集要項に対してしっかり面接対応を行ってもらうことが可能です。

以下未経験でもIT系の転職先を紹介してくれるエージェントを2つご紹介します。

【おすすめ大手転職エージェント】

エージェント名特徴
就職Shop
就職Shop
  • フリーターやニートでも利用可能
  • 紹介求人が約8500社とかなり多い
DYM就職
DYM就職
  • フリーターやニートでも利用可能
  • 入社までスピード感を持ってサポート

書類選考なしで求人数も幅広い「就職Shop」

書類選考なしで求人数も幅広い「就職Shop」
就職Shopの特徴
  • フリーターやニートでも利用可能
  • 紹介求人は約8500社とかなり多い
  • 紹介求人の職種に偏りがなく、様々な職種を選択可能

1つ目におすすめなのが「就職Shop」です。

就職Shopは若手の転職に特化しており、なんと書類選考なしで求人を応募することができます。

また就職Shopは求人数が8500社もあり、且つ求人の職種に偏りがないので、就職する企業の選択肢を大幅に上げることが可能です。

関東圏と関西圏でしか利用できないことが最大の難点ですが、もし利用する場所に住んでいるのであれば、必ずに登録しておくことをおすすめします。

\簡単5分で登録可能!/

参考:就職Shopを実際に利用して、その評判を確認してみた

ニート・フリーター・第二新卒からの就職なら「DYM就職」

DYM就職
DYM就職の特徴
  • フリーターやニートでも利用可能
  • 入社までスピード感を持ってサポート
  • 全国7拠点あり、比較的利用しやすい

2点目ににおすすめなのが「DYM就職」です。

入社までスピート感を持ってサポートしてくれるので、高いサービス満足度を誇り、数多くの就職支援実績があります。

DYM就職は就職希望者の想いに寄りそうことが強みとなっており、就職希望者の願いを最大限に叶えてくれるところが特徴です。

また紹介求人は「職歴が不安な方でも利用可能」なので、スピーディに転職活動を進めることができます。

東京・大阪・名古屋・福岡・札幌・広島・仙台と全国7拠点利用することができるので、積極的に利用してみると良いでしょう。

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参考:DYM就職を実際に利用して、その評判を確認してみた

まとめ

職業訓練のプログラミングに関する記事は以上になります。

基本的に職業訓練で学びたいと考えても時期や学びたい内容が合わない場合があるので、臨機応変に対応していくことが大切です。

こちらの記事では職業訓練の交通費について、交通費の給付の有無などをまとめてあります。

その他の職業訓練のコースに関しては上記に纏めてあります。

また上手く希望の職業訓練に合格できれば良いですが、そうでなかった場合はTechAcademyなどのスクールや、独学での勉強、転職を検討してみましょう。

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  • フリーターやニートでも利用可能
  • 紹介求人が約8500社とかなり多い
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  • フリーターやニートでも利用可能
  • 入社までスピード感を持ってサポート

※ランキング順位は自社調査によって掲載させていただいております。

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この記事を書いた人

転職を通じて「ゆとりある働き方」をすべての方ができるように、私たちはそのお手伝いができれば幸いと思っています。間違いのない転職をする上で、知っておかないと損をする知識・情報をお伝えます。

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