- 第二新卒の志望動機の書き方がわからない
- 第二新卒の志望動機の例文を参考にしたい
- 第二新卒の志望動機の書き出し方ってどうすればいいの?
こんな疑問に答えます。
こんにちは、ゆトリです。
就職活動、転職活動を行っていると必ず応募している企業の志望動機を考えないといけないですよね。
志望動機の基本は「御社じゃないとダメなんです」と論理的に伝えることがポイントとなってくるわけですが、これを受ける企業一つ一つ考えるのって結構大変なんですよね。
正直数多くの企業を受けているこっちからしたら、「特に御社じゃなきゃいけない理由はない」という時もあるかもしれません。
しかし現実問題しっかりとした志望動機を言えないと、どんなに優秀な人材でも選考を落とされてしまうのが日本の就職活動・転職活動なんですよね。
この記事では、その4つの型の種類と、型に当てはめた志望動機の書き方を例文を踏まえて説明します。
ちなみに志望動機を作り上げるには「企業研究」が必須となってきます。以下の記事を読んでいない方は読んでいただけると今度の内容がスムーズに入りやすいかと思います。
Contents
第二新卒の志望動機において面接官が知りたいポイント
さて4つの型を説明する前にまず面接官が知りたいポイントのお話をさせて下さい。
ポイントは2点ありまして、
- 他の会社でも当てはまるような志望動機になっていないかどうか
- 自分がやりたいと思うだけで志願していないか それを活かせる能力・経験があるのか
となっています。
基本的に「それ他の企業でも大丈夫だよね?」と言われないような志望動機を作ることが必須です。
またどんな論理的な回答をしたとしても、「でもそれに見合う能力を持ってないよね?」と判断されると採用されません。
まずここのポイントの理解を深めて下さい。
第二新卒の志望動機において企業研究の結果を折り込めていない例
そして面接官の知りたいポイントを抑えた上で、ダメな志望動機の例を確認していきましょう。
ここでは、企業研究をやったのにも関わらずそれが志望動機に折り込めていないパターンを紹介します。自分がいつも書いているような志望動機と比較して、このような形になっていないか確認しましょう。
特にありがちなパターンは以下です。
【企業賞賛型】企業の特徴を列挙しただけの志望動機
- 御社は〜製品のシェアがNo1で、その他にも幅広い事業に取り組んでいる点に魅力を感じたからです。
- 国内だけでなくグローバルにも展開していく点に大変魅力を感じました。
こんな感じです。これだと「え、ただ説明しただけだよね?」と思われてしまって終わってしまいます。
魅力に感じたきっかけや根拠がないと、説得力がありません。
【自己都合型】地元だから・家から近いからという志望動機
次は自己都合型のタイプの志望動機です。
例を挙げると、
- 家が近くて、通勤に便利だから志望しました。
- 自分が成長できそうだと感じたから志望しました。
こんな感じですね。家が近くて、通勤に便利だからと言われても、企業側のメリットがありません。
また自分が成長できそうだと感じたからと答える人は結構いますが、企業は慈善事業ではありません。企業側から見たメリットを語るようにしましょう。
【抽象型】大企業だから・大きな仕事をやっているからという志望動機
次は抽象的な表現を使って志望動機を書くタイプです。
- 大きい仕事ができると思ったから志望しました。
- 御社の理念に合っていると思ったから志望しました。
- 御社の事業に将来性を感じたから志望しました。
大きい仕事は大企業であればどこでもできるので、ここの企業じゃなくてもいいよね?と思われてバッサリ切られます。
また御社の理念に共感しましたと言うタイプは物凄く多いですが、根拠も何もない意見ですので、やはり抽象的な志望動機と思われてしまいます。
そしてこれも多いですが、「御社の事業内容に将来性を感じたから」というタイプ。これも同じ事業内容の企業は沢山あります。その中でも御社!と絞り込めていないので、やはり抽象的です。
どうだったですか?ダメだった理由が納得できたでしょうか?納得できたならば、いよいよ本題の方に移っていきましょう。
第二新卒の志望動機は「Will→Reason→Only→Can」の型が重要
さてそれでは良い志望動機とはどのような志望動機なのでしょうか?
【転職】自己分析のやり方をロジカルかつ効率的に3点で解説するよでも言ってきたことがここにきてついに本領を発揮します。

Will Canについてはココ
Onlyについては企業分析編で調べ方をかいてあるので参考に。
退職理由(reason)に関しては人によるので省略
第二新卒の志望動機の例文
それでは上記の4つの型に当てはめて例をあげてみましょう。
大学での学会での経験を通じて、御社で扱っている材料の幅広い用途・将来性に魅力を感じ、その材料を研究するスペシャリストになりたいと感じている。←Will
しかし残念ながら今の企業だと〜観点からそれが実現できない←Reason
また御社は開発から量産まで一貫して携わることができるので、大学での研究では製品化できなかった分、製品化まで全て関わることのできる御社で働きたいと思った。←Only
自分は大学で類似した研究を行なっていたこともあり、御社の開発に活かせると感じている。←Can
どうですか?その企業でしかできない志望動機になっているでしょうか?
ここでは分かりやすくWill→Reason→Only→Canの順番で書いていますが、面接で話す時は結論から先に話すと相手側の頭にも入りやすいですし、要点がハッキリしていて分かりやすいと思わせることができます。
もう一つ例を書いてみます。
大学での学会での経験を通じて、将来グローバルに働ける開発のスペシャリストになりたいと感じた←Will
大学ではデバイス系の研究をしていた。その影響もあってかデバイスの根幹である半導体の業界に興味を持つようになった。
御社では開発費用が〜億と競合他社と比べてどの企業よりも開発に力を入れている。そして海外へのアプローチも積極的に行っており、御社であれば自分の目指したグローバル人材のスペシャリストになれると感じた。←Only
自分は前職では〜経験があり、この経験が御社の〜業務において必ず活かすことができる。←Can
このような型で話すようにすれば誰でも論理的に伝えることが可能です。ここではReason(退職理由)について書いていないですが、聞かれた時にここの話と繋がるように話すことができれば、わざわざ全て言わなくても大丈夫です。
またこれに加えて、
- なぜその業界を志望しているのか
- なぜその職種を志望しているのか
も答えられるようにしておくことがポイントです。
というような感じで。いくら「この業界がやりたい!」と最初にWillで伝えても、「なんでその業界に興味を持ったの?」と言われて詰まってしまうと、「ああ、適当に言っただけなんだな・・」と思われてしまいますので。
志望動機を話す時に全て言う必要はありませんが、「なぜその業界を?業種を?」と聞かれた時にはその興味を持ったきっかけを話すことができるようにしておくと良いでしょう。
まとめ
内容は以上になります
やり方は説明しましたが、実際に当てはめて作るとなるとなかなか難しいものです。
「なんで辞めちゃったの?」と聞かれても対応できますし、「何が得意なの?」と聞かれても答えることができますよね。
全て一貫して作り上げているからこそ、なんなく答えることができるわけです。
このように非の打ち所がない一貫した考えを持って転職活動に望めれば、Canのスキル・経験の部分でミスマッチが起こらない限り、落ちることはないでしょう。
本当にオススメの方法ですので、是非実践してみてください。
それでは。