転職エージェントへの内定辞退の伝え方6つ|しつこいときの対処法も紹介

一般転職

転職エージェントを利用していて内定をいただいて、その後に内定辞退をするのであれば、内定辞退の意思を企業ではなく転職エージェントに伝える必要があるのをご存じでしょうか。

ただし、その際に注意点がいくつかあります。正しい内定辞退の伝え方ができるように、注意点を把握しておきましょう。

転職エージェントを利用時の内定辞退について

転職活動において、転職エージェントを利用して獲得した内定を辞退する場合は、直接応募とは異なり、転職エージェントを通して内定辞退を企業に伝えてもらう必要があります。

その際、転職エージェントを通して選考を受けたのに内定辞退しても良いのか悩んでしまう人もいるでしょう。

また、担当者が企業に自分を売り込むために尽力してくれたことに対して、「内定辞退することが申し訳ない」と感じてしまう人もいるのではないでしょうか。

しっかりと希望条件に合う企業に入社できるようにするためにも、転職エージェントを利用した場合の内定辞退についてよく理解しておくようにしましょう。

入社するかどうかは転職者が決める

内定の連絡を受けている時点では、まだ入社の意思表示をしていない状態で、正確には内々定の状態となります。

また、入社するかどうかを選択する権利は転職者にあるため、転職エージェントを利用して選考を受けていたとしても、その内定を辞退することは可能です。

内定辞退をする人が出る可能性があることは、転職エージェントも企業も理解しているため、特に問題となることもありません。

複数社応募しているので辞退はあり得る

転職活動では、同時に複数の応募者の選考を進めることが多くなります。

もし、転職エージェントを利用しているのであれば、担当者はその転職者がどれだけの選考を受けていて、どのくらい選考が進んでいるのかを把握しています。

そのため、一つの企業に内定が出たとしても、他の選考状況によっては内定辞退することがわかっている場合があります。また、企業側も内定辞退する人が出る可能性は理解しているため、あらかじめ内定辞退者が出たことを想定した採用計画を立てていることもあります。

これらのことから、転職者は内定辞退することができないということはありません。

内定辞退のときに転職エージェントがしつこくなる理由4つ

先述の通り、転職エージェントを利用していたとしても、内定辞退することはできます。その際には、転職エージェントを通して、企業に内定を辞退することを伝えてもらう必要があります。

しかし、その際に転職エージェントから、しつこく内定辞退を考え直すように言われる場合があります。

内定辞退するかどうかは転職者が決めることであるにもかかわらず、しつこく転職エージェントが内定辞退をやめるように説得してくる場合には、いくつかの理由が考えられます。

  • 転職エージェントにはノルマがあるから
  • 売り上げの有無につながるから
  • 企業との関係が悪化するのを恐れているから
  • 企業に説得を頼まれているから

1:転職エージェントにはノルマがあるから

転職エージェントの担当者は、転職者が企業に採用された数などでノルマを課せられている場合があります。

もし、担当者がノルマを達成できなければ、社内での評価を落としてしまうことになります。

そのため、内定を辞退されたくないと担当者が思った場合、転職者に内定辞退することを考え直すように、しつこく説得してくることがあります。

2:売り上げの有無につながるから

転職エージェントは、企業に紹介した人材が採用されると、企業から求めていた人材を紹介してもらえたということで成功報酬が支払われる仕組みとなっています。

そのため、いくら転職者に求人を紹介しても、企業がその人材を採用しなければ、基本的に売り上げが出ません。

当然ながら、売り上げがないと転職エージェントは経営をしていくことが難しくなるため、転職者が内定辞退をしようとすると、しつこく考え直すように言われてしまうことがあります。

3:企業との関係が悪化するのを恐れているから

転職エージェントの大きな役割として、転職者と企業がお互いに求める条件を確認して、マッチングすることがあります。転職エージェントがマッチングした人材のため、企業は安心して選考を進めることができます。

しかし、企業が紹介された人材に対して内定を出したにもかかわらず、その人材に内定辞退をされてしまうと、転職エージェントとしての信頼を落としてしまうことになります。

場合によっては、企業が転職エージェントの利用をやめてしまう可能性もあります。そのようなことを避けるために、内定辞退を考え直すようにしつこく転職者を説得してくる場合があります。

4:企業に説得を頼まれているから

転職エージェントは、企業に紹介した人材を採用してもらえないと売り上げが出ないため、顧客である企業の頼みはできるだけ叶えようと努力します。

そのため、企業から早く内定の返事をもらうよう催促される、内定を辞退しないように説得を頼まれるなどした場合、転職エージェントは転職者に対して、しつこく連絡をしてくることがあります。

正しい内定辞退の伝え方

転職エージェントを利用していても、内定を辞退することに問題はありません。

ただし、内定を辞退すれば、転職エージェントと企業に大きな迷惑をかけることになります。

そのため、内定辞退を転職エージェントに伝える場合には、礼儀やマナーを守り、正しい伝え方をする必要があります。

もし、礼儀やマナーを押さえずに、内定辞退を伝えてしまうと、転職エージェントからの印象が悪くなり、今までのように親身なサポートをしてもらえなくなる可能性もあるため注意しましょう。

メールで断るときの伝え方

転職エージェントに内定辞退のことを伝える方法は、主に電話とメールになります。

内定辞退のような重要な連絡は、基本的、なるべく早く正確に伝える必要があるため、電話で行うことが望ましいです。

しかし、担当者が不在ですぐに伝えられないという場合は、まずはメールで伝えておきましょう。

また、電話で伝えることができたとしても、内定辞退の連絡を形として残すために、メールでも伝えておくようにしましょう。

例文

件名:内定の辞退とお詫び

本文:
(転職エージェントの会社名)
(担当者名)様

いつもお世話になっております。
(氏名)です。

(紹介された会社名)のご紹介をいただき、ありがとうございます。
無事に内定をいただけたことにも大変感謝しております。

その内定の件ですが、
大変申し訳ありませんが、今回は辞退したくご連絡を差し上げました。

内定辞退の理由は、正社員ではなく契約社員としての採用で、希望していた条件と合わなくなってしまったためです。

そのため、(紹介された企業名)のご担当者様に内定辞退をお伝えしていただけますでしょうか。

(担当者名)には、ここまで非常にお世話になったにもかかわらず、内定辞退することとなったことに、大変申し訳なく思っております。

しかし、私は希望条件を満たす企業と出会えるまで、転職活動を頑張りたいと思っているため、(担当者名)様には引き続きご協力をお願いしたいとも思っております。

また、改めてご相談させていただきたいと思っています。
今後ともよろしくお願いいたします。

取り急ぎメールでのご連絡、失礼いたします。

(署名)

伝え方のマナー

メールで内定辞退を伝える場合には、件名で内容がわかるようにすること、いきなり本題に入らずに宛名と名乗りから書くことなど、ビジネスマナーに従うことが基本となります。

また、内定辞退をする理由や、謝罪も伝える必要があります。

電話で断るときの伝え方

内定辞退はメールで伝えることもありますが、基本的には電話で伝えます。

電話で担当者に言葉で伝えることで、正確に内定辞退の意思を伝えられるだけでなく、その理由や謝罪の気持ちなどもしっかりと伝えられます。

また、今後の方針なども相談でき、スムーズに転職活動を続けることができます。

例文

いつもお世話になっております。
(氏名)です。

(紹介された企業名)の内定の件についてですが、少しお時間よろしいでしょうか。

今回は、(紹介された企業名)をご紹介いただきまして、ありがとうございます。
(担当者名)様のご尽力もあり、無事に内定を得られたことを嬉しく思っています。

しかしながら、大変恐縮ではありますが、その内定を辞退させていただきたく、ご連絡いたしました。

以前からお伝えしていた通り、私は(選考が進んでいる別の企業)が第一希望です。
そのため、今後のことも併せて検討した結果、このまま(選考が進んでいる別の企業)の選考を受ける決断をいたしました。

私の一方的な都合で申し訳ございません。
しかし、今後も(担当者)様にはご協力いただきたいと思っています。

お忙しい中、お時間をいただいき、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。

話し方のマナー

転職エージェントに内定辞退を伝える場合も、基本的にビジネスマナーに従います。そのため、言葉遣いには注意しましょう。

また、内定辞退の意思を正確に伝える必要があるため、曖昧な表現を使わずに、ハッキリと内定辞退の意思表示をすることが重要です。

また、電話をかける際のマナーも守る必要があるため、電話をかける時間帯や担当者が不在の場合の対応なども事前に把握しておくようにしましょう。

内定の返事を待ってもらいたいときの対応法

転職活動をしていると、内定辞退ではなく、内定を保留したいという場合もあります。

そのような場合は内定の返事を待ってもらえるように、転職エージェントから企業に伝えてもらう必要があります。

転職エージェントを通して内定保留のお願いをするため、直接応募で内定保留を自分で企業にお願いする場合とは少し異なる注意点があります。

内定保留の伝え方

転職エージェントを利用している場合、内定保留の連絡は転職エージェントを通して企業に伝えてもらいます。

企業に直接伝えるわけではなく、転職活動の状況を把握している担当者に内定保留を伝えるため、嘘はつかず、正直に内定を保留したい理由を伝えるようにしましょう。

内定保留の注意点

転職エージェントを利用している場合でも、直接応募の場合と同様、たいていは内定保留を了承してもらうことはできます。ただし、あまり保留期間を長くできないことも同様で、長くても1週間ほどと思っておきましょう。

また、内定を保留すれば、自社が第一希望ではなかったと、企業から良くない印象を持たれてしまう可能性があります。場合によっては、保留を断られてしまう可能性もあります。

そのため、内定保留は必ずできるものではなく、リスクもあるものということを把握しておく必要があります。

内定辞退したときに転職エージェントがしつこい場合の対処法4つ

内定を辞退しようとしたとき、転職エージェントは担当者のノルマや企業としての売り上げなどを理由によって、転職者に内定辞退を考え直すように、しつこく説得してくることがあります。

そのような場合に曖昧な態度を取っていると、いつまでもしつこく連絡や説得を続けられてしまう可能性があるため、正しい対処法を事前に把握しておきましょう。
  • 他の転職エージェントへ切り替える
  • 担当者の変更を申し出る
  • 内定辞退の理由をハッキリ伝える
  • 連絡を控えるように頼む

1:他の転職エージェントへ切り替える

もし、内定辞退の説得に応じなかった場合、「内定を断る人」という印象を転職エージェントから持たれてしまう可能性があります。

そのような印象を持たれてしまうと、転職者と転職r−ジェントの関係性が悪くなり、その後に良いサポートを受けられなくなってしまう可能性もあります。

そのため、あまりにしつこい連絡や説得をしてきた結果、その転職エージェントとは良好な関係が保てないと思った場合は、別の転職エージェントに乗り換えることを検討してみましょう。

2:担当者の変更を申し出る

転職エージェントにもノルマが設定されている場合があり、そのノルマを達成しようとして、内定辞退を考え直すようにしつこく言ってくる担当者がいます。

このような場合は、適切なサポートを受けられていないことになるので、転職エージェントの運営側に相談して、担当者を替えてもらうようにしましょう。

この場合、担当者が変わるだけのため、新しい転職エージェントに登録し直すよりも、スムーズに転職活動を再開することができます。

3:内定辞退の理由をハッキリ伝える

内定辞退を伝える際に、曖昧な表現や遠回しな表現などをしていると、まだハッキリと内定辞退を意思表示されていないとして、転職エージェントからしつこく連絡をされる場合があります。

そのようなことを避けるためにも、内定辞退の理由をハッキリ伝えて、明確な意思表示をしましょう。
ハッキリとした意思表示をされてしまうと、転職エージェントは無理強いができないため、引き下がるしかなくなります。

4:連絡を控えるように頼む

ハッキリと内定辞退の意思表示をしても、しつこく連絡をしてくる転職エージェントもあります。

そのような場合は、内定辞退をハッキリ伝えるだけでなく、連絡を控えて欲しいということも伝えるようにしましょう。
自分が迷惑に思っていることが伝われば、しつこい連絡がなくなります。

内定辞退を伝えるときのNG行動3つ

転職エージェントを利用している場合、内定辞退は転職エージェントから企業に伝えてもらう必要があります。

そのため、転職エージェントを間に挟んでいるからこそのNG行動がいくつかあります。

それらのNG行動をしないためにも、どのようなことをしてはいけないのか事前に把握しておきましょう。
  • 直接企業に内定辞退の連絡を入れる
  • キャリアアドバイザーに何も言わず辞退を決める
  • 内定辞退を決めてから日にちを開けて伝える

1:直接企業に内定辞退の連絡を入れる

転職エージェントを利用している場合、基本的に企業とのやりとりは転職エージェントを通して行う必要があります。

そのため、内定辞退の連絡を企業に直接してしまうことはルール違反となります。

ルールを無視すれば、企業からの印象はもちろん、転職エージェントからの印象も悪くなり、良好な関係性を保てなくなってしまいます。

2:キャリーアドバイザーに何も言わず辞退を決める

転職エージェントを利用しているのであれば、これまで担当のキャリアアドバイザーといろいろな相談をしながら転職活動を進めてきていることでしょう。
そのため、内定辞退という重要な決断を自分だけで勝手に決めてしまうことは失礼になります。

また、内定辞退の決断が正しいかどうか、本人では判断できないこともあります。そのため、転職のプロであるキャリアアドバイザーに、その決断が正しいかどうかを事前に相談する必要もあります。

3:内定辞退を決めてから日にちを開けて伝える

内定を辞退した場合、転職エージェントでは企業にその内定辞退を伝えたり、転職者に次の求人を紹介したりなどの仕事が増えることになります。

また、企業側は別の人を採用する、採用活動をやり直すなどの対応が必要になります。

これらの作業はなるべく早く始める必要があり、対応が遅れるほど後の予定に影響が出てしまいます。

そのため、内定を辞退することが決断できているのであれば、転職エージェントや企業に迷惑をかけないように、早くその意思を伝える必要があります。

転職エージェントが内定辞退させないように誘導してく手口3つ

転職エージェントは紹介した人材が採用されないと、企業から報酬をもらうことができません。

そのため、転職者が内定を辞退しないようにいろいろな誘導を行ってくる場合があります。

もし、その手口に乗ってしまうと、本来の希望条件とは異なる企業に入社してしまう可能性があります。

そのようなことを避けるためにも、転職エージェントが内定を辞退させないように誘導していく手口を知っておきましょう。
  • 担当者が見てもおすすめと推してくる
  • 特別なものだと畳みかけてくる
  • これから先内定を取るのも難しいと言ってくる

1:担当者が見てもおすすめと推してくる

転職エージェントには多くの企業情報が集まっています。

あたかも、その情報を元にしたかのように、内定をもらえた企業が良いところである、転職者のスキルでは本来内定は得られないなど、おすすめの企業として推してくることがあります。

その口車に乗ってしまうと、入社後にミスマッチを起こしてしまう可能性があるため、内定を受けるかどうかの最終的な判断は必ず自分でするようにしましょう。

2:特別なものだと畳みかけてくる

内定は誰でも獲得できるようなものではありません。そのことを強調して、「あなただから内定がもらえた」、「他の人ではなかなかもらえない」など、その内定が特別なものとして推してきます。

また、その内定を辞退することはもったいないという雰囲気を作って、内定辞退を考え直させようとします。

3:これから先内定を取るのも難しいと言ってくる

内定は簡単に獲得できるものではありません。

そのため、今回の内定を辞退すれば、次に内定を獲得できる保証はないと不安を煽られることがあります。

不安の感情を煽ることで、不確かな次の内定よりも、目の前にある確実な内定を受けるように仕向けてきます。

正しい方法で転職エージェントへ内定辞退を伝えよう

転職エージェントを利用している場合、企業とのやりとりは転職エージェントを通して行うことになります。

そのため、内定辞退を伝える場合も、まずは転職エージェントに伝える必要があり、間に転職エージェントが挟まるからこそ、注意しなければいけないポイントもあります。

本記事を参考に、それらのポイントを事前に把握して、内定辞退を正しい方法で伝えられるようにしておきましょう。