- 派遣社員はデメリットしかないの?
- 派遣社員のメリットとデメリットを知りたい
- 派遣社員って現実的にアリ?
こんな疑問に答えます。
そんな生きづらい世の中なので「派遣はデメリットしかない」と思っている人は事実多いです。
僕自身前職の某大手企業で働いていた時は、派遣社員の方が大勢働いていたので、その実態を余すことなく知ることができました。

そこでこの記事では「派遣社員にデメリットしかないは嘘。メリットを活かす人の特徴」について記事にしていこうと思います。
Contents
派遣社員にはデメリットしかない?→勿論メリットもあります

- まだ派遣なんてやっているのか?
- とりあえず正社員で入社しろ
- 安定した仕事に早くつけ
大体の大人はこんな感じの意見を言ってきますが、やはり派遣社員にはデメリットしかないのでしょうか?
冒頭でもお話しした通り、デメリットしかないなんてことはありません。勿論メリットも沢山あります。

派遣社員にデメリットしかないは嘘。メリットを7つ紹介

それではまず派遣社員で働くことのメリットから解説していこうと思います。
項目は全部で7つありまして、
- 定時で帰ることができる
- 残業があっても残業代が出る
- 仕事の責任が軽い
- 安定した大手企業で働ける
- 大手企業に入社できるチャンスがある
- 未経験の職種に挑戦しやすい
- 飲み会や社内イベントに参加しなくても良い
となっていますのでそれぞれ確認していきましょう。
派遣のメリット①:定時で帰ることができる

これは派遣社員のかなり大きいメリットと言えるでしょう。
残業代も派遣元の会社が出すわけですので「派遣元→派遣先の会社」にあまり残業させないで欲しいという圧力も同時にかかっています。
このような観点から、基本的に派遣社員になれば定時で即帰宅することができます。

ワークライフバランスを整えながら働くことができるので、定時で帰れることは大きなメリットだと言えるでしょう。
派遣のメリット②:残業があっても残業代が出る

派遣社員は大元の派遣元の会社がしっかりした大きい会社であることが多いので、申請すればしっかり残業代を支給してくれます。
下手したら正社員よりも多くもらえる場合も実はあるのかもしれませんね。
派遣のメリット③:仕事の責任が軽い

先ほども言ったように派遣社員は「投資ではなく経費」という扱いで雇われています。
正社員の仕事のサポートという役回りで働いていく場合が多いので、基本的に業務の責任は軽いものなる可能性が高いです。
正社員で働けば分かると思いますが、業務の責任が重くなってくると、精神的な負担はかなりのものになってきます。
日本だとうつ病や発達障害になって仕事を辞めてしまう人が大変多いので、仕事の責任が軽いのは大きなメリットと言うことができるでしょう。
派遣のメリット④:安定した大手企業で働ける

基本的に派遣社員を募集するのって大手企業が多いんですよね。
安定した大手企業で派遣社員として働くことができるので、福利厚生もしっかりしていますし、大手企業のノウハウを多く学ぶことが可能です。
- 大手で働く時の仕事の進め方
- 優秀な人の仕事の進め方
- 大手企業だからこそ学べる職種のノウハウ
こんな感じで、大手企業だからこそ知れることは沢山あるはずです。
ですので是非自分の仕事以外にも周囲を見渡して、他者の働き方を学んでいくと良いでしょう。
派遣のメリット⑤:大手企業に入社できるチャンスがある

僕が入社した時にちょうど3〜4年目くらいで、海外駐在も決まり、ガチの出世コースという感じで、凄かったです。
その人と同期の派遣の人はまだ派遣社員として働いていて「格差社会ヤバい」と感じたのを覚えています。
僕が正社員としてその会社に勤めていた肌感覚で、「派遣としてずっと働き続けてしまう人」と「正社員に転身できる人」との違いは後に記載していきますね。
派遣のメリット⑥:未経験の職種に挑戦しやすい

派遣社員は基本的に年中採用を募集しており、割と未経験な職種でも採用されます。
それは先にも言ったように「責任の低い仕事を任せられる=あまり専門的ではない」という理由があるからです。
言ってしまえば「誰でもできる仕事」を淡々とやる派遣の仕事は多く、スキルが身に付くか付かないかはその職種次第になります。
派遣社員として働くにも「次に生かすことのできる仕事」を選びたいものですね。
派遣のメリット⑦:飲み会や社内イベントに参加しなくても良い

ぶっちゃけ会社の飲み会って「時間と金の無駄」なんですね。説教される可能性が高いですし、気を遣って飲むお酒って全然美味しくありません。
飲み会を避けることができるのは派遣社員の大きなメリットと言えるでしょう。
派遣社員になることのデメリットを7つ紹介

派遣社員のメリットを紹介してきましたが、次にデメリットとなる部分を同様に7つ紹介していこうと思います。
- 正社員と比べて基本給が安い
- ボーナス(賞与)を貰うことができない
- 派遣社員=情けないというレッテルを貼られる
- 正社員と比べて不安定
- 交通費が支給されない場合がある
- 派遣期間が長引くと転職に苦労する
- 大したスキルを得ることができない
となっていますのでそれぞれ確認していきましょう。
派遣のデメリット①:正社員と比べて基本給が安い

これは言わずもながらの部分ですが、やはり責任の軽い仕事をしている分給料は正社員と比較して安いものになります。
派遣のデメリット②:ボーナス(賞与)を貰うことができない

日々生活している時にはさほど気にならないですが、いざボーナスの時期になると結構落ち込むと思います。
派遣のデメリット③:派遣社員=情けないというレッテルを貼られる

先ほどもサラッと言ったように、日本だと「終身雇用」と「年功序列」がかなり根強く残っていますので、「正社員で長く働いている奴が偉い」という偏った考えを持っている人が存在します。
派遣社員だとずっとその会社で働くことはないので、必然的にそのような考えに至るようですね。
派遣社員=情けないという考えを持っている人は残念ながら古い人間です。しかしそのようなレッテルを貼られることは事実としてありますので、頭の中に入れておきましょう。
派遣のデメリット④:正社員と比べて不安定

派遣社員は3年経つと派遣先を基本的に変えなければいけません。ルールの裏をついて、実際には同じ部署に4〜5年勤めている人は存在しましたが、基本的には3年くらいです。
僕がここの部分前職の派遣の人に聞き込んでみたんですが、どうやらすぐ決まって移動する人もいれば、一向に決まらずにニート期間になる人もいるようです。
そんな観点で見ると、派遣社員は「正社員と比べて不安定」と言えるでしょう。
派遣のデメリット⑤:交通費が支給されない場合がある

これは派遣元の会社にもよるかもしれないですが、派遣で働いていると交通費が支給されないことがあります。
近ければ全然問題ないんですが、少し電車で通わないといけないような場所にあると、結構しんどいですよね。
給料も正社員と比べると低いという事実もありますので、これはデメリットだと言えるでしょう。
派遣のデメリット⑥:派遣期間が長引くと転職に苦労する

先ほど派遣先で大手企業に入っていた人が、正社員として入り直したという話をしましたね。
前職で派遣社員を3~4年やっていて「転職したい」という人がいたんですが、書類で落ちる場合が多いと言っていました。
アピールのやり方によっては変えることもできるとは思いますが、長引くほど「正社員に戻りにくい」という事実は抑えておきましょうね。
派遣のデメリット⑦:大したスキルを得ることができない

こんなことを言ってしまっては叩かれるかもしれないですが、派遣社員で働いていてもぶっちゃけ大したスキルを得ることはできません。
また仕事ってある程度の責任があって、当事者意識を持ちながら働くことによって、自己成長することができるんですね。
派遣社員で働いていると「仕事は頼まれたことをやるもの」というものだと思ってしまい、やはりどこか他人事で仕事をしている人が多い傾向にあります。
このような観点から、派遣社員で働いていると「大したスキルを得ることができない」という可能性があることを覚えておきましょう。
派遣社員にデメリットしかないと言われるのは「デメリット>メリット」だから

冒頭のお話に戻りますと、「派遣社員はデメリットしかない」というようなことをよく言われます。
これは「メリットよりもデメリットの方が全体として強く出てしまっているから」という理由に他なりません。
「1人でずっと生きていく」というのであればそんなに大きな問題はないと思いますが、実際問題そんな人は少ないでしょう。

次の項から、メリットを活かせる人と活かせない人の特徴を説明していきますので、自分がどれに当てはまっているのかを考えてみてくださいね。
派遣社員のメリットを活かすことができる人の4つの特徴

それでは派遣社員のメリットを活かすことができている人の特徴を紹介していこうと思います。
全部で4つありますので、順を追って確認していきましょう。
副業を併行して進めていきたい人

近年副業も解禁されたことから「副業ブーム」が到来していますね。
ブログもそうですが、Youtubeやnote、物販や投資などで収益を上げている人は大変多いです。
確かに1つの会社にずっと勤め上げる時代ではありませんので、自分で稼ぐことのできる方法があるのなら、どんどん挑戦していくべきです。
Youtubeで猫の動画を上げているだけで、月収数10万~数100万いっているチャンネルがある程ですからね。複数収入源を持っておきたい人にとって派遣社員はかなり良い仕事と言えるでしょう。
大手のノウハウを吸収して、レベルUPしたい人

派遣を長く続けていると確かに転職面で苦労することは多いですが、ノウハウを吸収してレベルを上げていきたい人は長く派遣をしていても容易に転職することができます。
目的がハッキリしているので納得感があって書類も通りやすいですし、派遣だったのに社員として当用される人もこういったタイプが多い傾向にあります。
自分の中で「将来的にこうなりたい」というものがあれば、派遣社員で働いていても問題ないでしょう。
パート感覚で働きたい人

既に結婚相手がいて生活も安定しているのであれば、このような雇用選択は全く問題ないと言えるでしょう。
1人で緩く生きたい人

先ほどもサラッと言いましたが、将来的に結婚して家庭を持ちたいというのであれば派遣社員であるのは厳しいですが、1人で緩く生きていきたいと思っている人は問題ありません。
1人で緩く生きていきたいと思う人もいると思いますので、そのような人にとって派遣社員はピッタリだと思います。
派遣社員のメリットを活かすことができない人の2つの特徴

され、上記の特徴に当てはまっていれば派遣社員で生きていても問題ないと思いますが、上記に当てはまらない or 次の項目に当てはまっている人は結構ヤバいです。
2つ特徴がありますので順番に確認していきましょう。
全ての業務に対し自分は関係ないと思っている

派遣社員が長い人は基本的に自分から動いて仕事をすることが少なくなっていき、それが当たり前だと感じてきます。
これは実際に僕が派遣の人と働いていて、常にこれを感じてイライラしていました。
このような人は転職活動しても上手くいかないことが目に見えていますし、責任感がない人が正社員に受かるわけがないんですね。
皆さんはそんなことがないと思いますが、このような状態にならないように注意するようにしましょう。前職の新卒派遣くんはこんな感じだったので、恐らく将来苦労すると思います。
働いていれば実績がつくと勘違いしている

こんな考えを持っていると将来的にかなり苦労すること間違い無しです。
これは僕の前職でのお話なんですが、僕が中途で入社した時に「新卒で派遣会社に入ってここにきた」という派遣くんも同じ部署に配属されました。
そこから1年実際に働いてみて感じたんですが「責任があるのとないのとでは、成長速度がまるで違う」という点です。

しかしその一方で派遣くんは僕の言われたことに対して「純粋に誰でもできそうなことを淡々とこなしていただけ」です。
働いた期間は同じ1年ですが、やはり正社員と派遣社員では成長スピードにかなりの格差があると感じました。

派遣社員のメリットを活かせないのなら転職した方が良い

以上の内容より、
- 派遣社員のメリットを活かすことができていない人
- 全ての業務に対し自分は関係ないと思っている人
- 働いていれば実績がつくと勘違いしている人
こういった人達は今すぐ転職準備を整えた方が良いというのが最終的な僕の意見です。

一方それに該当しない人でも、下記大手サイトに登録しておけば問題はありませんので登録しておくことを推奨します。
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まとめ
というわけで内容は以上です。
結論派遣社員は風当たりが厳しいですが、僕としては使い方に気をつければかなりメリットがでかいと感じております。
自分の状況と照らし合わせて、効果的な利用ができるようにしましょうね。
それでは。
※ランキング順位は自社調査によって掲載させていただいております。